音のブログ

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今さらレビュー「 アベンジャーズ・インフィニティウォー 」

「 Thanos will return 」

 

右利きなのにガラケーは左手で操作していました、ハナオです。

 

アベンジャーズ・インフィニティウォー 」いよいよレンタル開始になりましたね~。

 

同作品は今年2018年4月27日から日本で公開されまして、本当はハナオも劇場に足を運びたかったのですが、後述する理由によりレンタル開始まで鑑賞をガマンしていました。

 

いざ、視聴してみたら……期待を裏切らない快作でした!

 

是非コレクションに加えたいと、早速注文ポチしてしまいました♪

 

例によってハナオの独断視点によるレビューをしてまいります。

 

激しくネタバレを含みますので、まだ作品をご覧になってない方は、ここ以外は鑑賞後にお読みいただくことをお勧めします。

 

 

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「 アベンジャーズ・インフィニティウォー 」ストーリー(ネタバレあり) 

ソー、ロキ、ハルクがボッコボコ ~ 変則タッグマッチ

マイティ・ソー バトルロイヤル 」でお姉ちゃんに隻眼にされたソーと難民になったアスガルト人たちを載せた宇宙船が、今回の大ボスサノス一味にケチョンパにやられたところから物語がスタート。

 

ハルクのパワーもロキの狡猾さも歯が立たず、アベンジャーズキャラの中でも最強に位置される3人がまったく通用しない様にいきなりショックを受けます。

 

地球に逃げ延びたハルクことバナーから話を聞いたドクター・ストレンジアイアンマン/トニー・スタークに接触、タカビー同士で丁々発止とやりあっている最中にサノスの取り巻き魔術師エボニーと怪力カルが、親分が集めている6個のインフィニティストーンの1つタイムストーンを狙って地球に降り立ちます。

 

ここでアイアンマン&バナー&ストレンジ&ストレンジの同朋の書庫番ウォンと4対2の変則タッグマッチがはじまるかと思いきや、なんとへそを曲げたハルクが参戦拒否!

 

たまたま学校の研修バスで通りかかったピーター・パーカーことスパイダーマンが加わっていざゴング、カ~ン!!

 

カルは片腕をもぎ取って北極に放り投げますが、ストレンジはエボニーに宇宙船に拉致されてしまい、スタークとピーターも彼らを追って一緒に宇宙船に潜り込みます。

 

1stバトルはストレンジ&ウォンとエボニーの魔術合戦がメイン、科学とパワーの頭脳・肉弾グループは分の悪い戦いとなりました。

 

それにしてもアイアンマンの新スーツ・マーク50はやりすぎです。

 

ポーズを決めて胸のリアクターを押すだけでスクロールまがいに変身するなんて仮面ライダーじゃないんだから!

 

宇宙の危機に集結するヒーローたち

宇宙船ごと破壊され漂流中だったソーは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに拾われます。

 

ソーから事情を聴いたガーディアンズは2チームに分かれ、クイルたち4人はリアリティストーンを求め惑星ノーウェアへ、ソーは新しい武器を作るためロケット&グルートと惑星ニダベリアへ向かいます。

 

頭のネジがはずれたキャラ揃いのガーディアンズと天然ソーの絡みが楽しいですね~。

 

このシーンのみならず、劇中何度も良い味出しているガーディアンズの所作や発言にクスッとさせられました。

 

さて、地球ではワンダと隠遁していたヴィジョンに彼に組み込まれたマインドストーンを奪わんと、サノスの取り巻きその3とその4=女戦士プロキシマと鎌使いコーヴァスが急襲をかけ、2人はピンチに追い込まれます。

 

それを救ったのはバナーから連絡を受けたスティーブ・ロジャースことキャプテン・アメリカ!!

 

通過中の電車の陰に殺気を感じて凝視するプロキシマ、そこに現れるキャプテンのシルエット、もうかっこよすぎてシビれます。

 

一緒に駆け付けたファルコンブラック・ウィドウと異星人ペアを圧倒! ……って、いくらなんでも地球人たちが強すぎません?

 

キャプテンは「 アベンジャーズ 」第一作目でロキに押されっぱなしでしたし、ファルコンとウィドウはただの人間ですからね~。

 

普通に考えれば、3人束になってもワンダorヴィジョン単独に余裕で打ち負かされちゃうと思うのですけど。

 

ま~スカウターで数値を測定しているわけでもなし、観る側の感覚的な相違もあるでしょうから、細かくツッコんでも仕方ないことではあります。

 

ウォーマシンのローディも加わえたキャプテンたちは、ワカンダへ向かって国王ティのブラックパンサーウィンターソルジャー改めホワイトウルフのバッキーと合流。

 

来たる決戦に備えてアベンジャーズは集結したのでした。

 

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目まぐるしいバトルの連続

ノーウェアに着いたクイルたちはそこでサノスと初対峙しますが、ストーンの力に翻弄され義理の娘でもあるガモーラを連れ去られてしまいます。

 

一方、Qシップ内ではトニーとピーターがエボニーから拷問されていたストレンジを救いだし、3人はそのままサノスの元へ奇襲をかけるために向かいます。

 

ストレンジをも制圧したほどの闇の魔術の使い手エボニーが、映画オタクなピーターの「 エイリアン 」から拝借したアイディアであっさりと倒されてしまったのはびっくり。

 

サノスは惑星ヴォーミアでガモーラをいけにえにする代わりにソウル・ストーンを、ソーは惑星ニダベリアで苦労の末新しい武器ストームブレイカーを手に入れます。

 

それまでゲームにしか興味を示さなかった反抗樹のグルートが、息も絶え絶えのソーのために自分の手で型からでたばかりの焼きつく刃物の柄を作るシーンが胸に響きます。

 

サノスを惑星タイタンで待ち伏せするトニーたちに、敵と思い込んだクイル一行が戦闘を仕掛けるものの、すぐに誤解は解けて共同戦線を張ります。

 

アイアンマン、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、スターロード、ドラックスマンティスネビュラも加わった豪華な7人編成でサノスとのストーン争奪戦。

 

総がかりでなんとか動きを止めるまでには至ったものの詰めでミスしたチームは敗退、ついにタイムストーンをサノスに奪われてしまいます。

 

この戦闘でも強さを見せつけたのは、魔術師のドクター・ストレンジ。

 

もしも彼がいない残りのメンバーだけでは、全然歯がたたなかったのではないかな?

 

決戦の舞台は地球へ!

ついに最後のストーンを求めて地球にやってきたサノス部下3人と気味が悪い造形のザコ戦闘獣アウトライダーズが、バリアをものともせずワカンダに攻め込んできます。

 

土着の戦士連合軍と共に立ち向かうアベンジャーズですが、敵の物量に押され形成は悪くなっていきます。

 

そこに光とととも現れる新兵器ストームブレイカーを携えたマイティ・ソー。

 

うわっ、これもかっこいい!!

 

ソーも良いけど、一緒にやってきたロケットとグルートが神々しくも頼もしく、思わず「 おお~っ 」と唸ってしまいました。

 

一番の肝であるこの大戦闘場面には、ネタと必見スポットが満載でとても全部は書ききれません。

 

その中からハナオ厳選?コミカルポイントを3箇所ピックアップ。

 

1)前出の「 マイティ・ソー バトルロイヤル 」からギャクキャラ化しつつあるバナー。

 

ハルクにことごとく変身を拒否され、スタークインダストリー製のハルクバスターで戦闘に参加します。

 

メカの性能に驚嘆しつつ浮かれて走っていくところで岩につまづいて思い切り前倒し、ワカンダの女性戦士オコエに冷めた目で呆れられてしまいます。

 

2)アウトライダーズを威嚇しつつ銃をぶっ放すロケットに四方から敵が迫ります。

 

すると傍にいたバッキーが彼を外を向けて片手でつまみ上げ、自分も空いた方の手で銃を撃ちながら風車のごとくクルクル回り、連携プレーで敵を一掃します。

 

ひと仕事終えたロケットはバッキーに「 その銃、いくらだ? 」と問いかけます。

 

ベッキーの返事は「 売り物じゃない 」。

 

すると懲りないロケット「 ではその腕(義手)はいくらだ ?」。

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 」「 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 」両作品にて、ロケットの悪ノリとしか思えないおかしな収集癖のエピソードが登場します。

 

今作でもその折に入手したと思われる義眼をソーに差し出していますし、バッキーとまでしつこくやりとりする様に笑いを誘われました。

 

3)戦闘中に並んでひと息ついたキャプテンとソー。

 

キャプテン「 髪、切ったのか? 」

ソー「 ああ……オレの髭、真似しただろう? 」

キャプテン(うなずく)

ソー「 紹介しよう、友達の小枝だ 」

グルート( アウトライダーズ3匹を手で串刺しにしながら )「 オレはグルート 」

キャプテン「 ボクはスティーブ・ロジャース 」

 

このやりとりで特に面白かったのはキャプテンの最後のひとこと。

 

グルートは「 オレはグルート 」としか喋ることができず、ロケットやソー以外には言葉の意味が理解できません。

 

もちろんキャプテンも本当はグルートが何を言っているのかわからないはずですが、それを知らずともきちんと自分のフルネームを答えていることが彼の真面目さを具現していて愉快でした。

 

それにしてもキャプテンの髭、似合ってないな……。

 

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衝撃のエンディングへ

手強い取り巻き3人衆にも打ち勝ったアベンジャーズの元へ、とうとう大ボスのサノスが現れます。

 

ヴィジョンは自分に埋め込まれたマインドストーンを渡さないようワンダに破壊を依頼します。

 

せまりくるサノスの圧倒的な戦闘スキルに次々と打ち負かされるアベンジャーズ。

 

間一髪、ワンダは最後のパワーストーンを敵に渡る前に破壊し危機は去ったかのように思えましたが、サノスはドクター・ストレンジから奪ったタイムストーンの力で時間を巻き戻し、ついにすべてのストーンを手中におさめます。

 

とそのとき、掛け声とともに飛来したソーのストームブレイカーがサノスの胸に突き刺さり、ハナオも他の鑑賞者もこれでハッピーエンドだなと安心したはずです。

 

しかし、致命傷を負わなかったサノスはストーンの力を借りて彼の目的であった全宇宙の命の半分の消滅を始動させ、アベンジャーズも含む多くの命が塵となって消えていったのでした。

 

これでおしまい、今作はここまで。

 

最初から二部作になることは告知されていましたが、それにしてもとんでもないバッドエンドになりましたね~。

 

記事冒頭の「 Thanos will return 」( サノスは帰ってくる )は、映画のラストテロップの言葉でして、ハナオはショックのあまりボーッとそれを観ながら( メトロイドみたいだな…… )と思っていました。

 

あ、コアなネタですみません、何のことかわからなかったらスルーしてください。

 

生き残ったメンバーは最強サノスとどう戦っていくのか?

 

次回作「 アベンジャーズ4 」( 仮題 )は2019年5月に上映予定です。 

 

予備知識は入れておきましょう

「 アベンジャーズ・インフィニティウォー 」は過去のMUC( マーベル・ユニバティック・シネマ )シリーズの続編であり、作品を超えて多くの伏線がクモの巣のように張られています。

 

というか、単作品で観ただけでは何やらさっぱりわからないと思います。

 

ですから、できるだけ多くの作品、可能であれば全部をチェックしてから鑑賞することを強くお勧めします。

 

観る順番も結構重要ですが、ストーリーやエピソードを頭の中で整理しておけば、「 ああ、そういうことだったのか 」とつながりますので前後しても大丈夫です。

 

一応お勧めの順番を紹介しておきますね。

 

1 )「 アイアンマン 」
2 )「 インクレディブル・ハルク 」
3 )「 アイアンマン2 」
4 )「 マイティ・ソー 」
5 )「 キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー 」
6 )「 アベンジャーズ 」
7 )「 アイアンマン3 」
8 )「 マイティ・ソー / ダーク・ワールド 」
9 )「 キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー 」
10)「 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 」
11)「 アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン 」
12)「 アントマン 」
13)「 シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ 」
14)「 ドクター・ストレンジ 」
15)「 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 」
16)「 スパイダーマン・ホームカミング 」
17)「 マイティ・ソー / バトルロイヤル 」
18)「 ブラックパンサー 」

 

18本もあるのか……こりゃ大変だ!

 

ハナオが「 アベンジャーズ・インフィニティウォー 」の劇場鑑賞を控えた理由は、上映当時まだいくつかの作品を見終えていなかったがゆえです。

 

どうせ観るなら、できるだけ多くの小ネタのリンクに気づいてニヤリとしたいじゃないですか(笑)

 

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テーマ音楽について

最後になりましたが、ここは音のブログですから映画音楽も取り上げないわけにはまいりませんね。

 

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photo by 写真AC

 

「 アベンジャーズ 」シリーズ全般にキャッチとして使われているメインテーマは、アラン・シルヴェストリが作ったインスト曲です。

 

個人的な嗜好も含めて鑑みると、ここ最近の映画音楽は耳にも記憶にも残らない無難でありふれたものが多いように感じています。

 

コンピューターグラフィックを用いた画像処理が当たり前となり、3Dや4Dのように飛び道具が話題を攫うご時世ですから、アイディアが出尽くした感がある映画音楽を今さらこねくり回すのは常道にはずれているのかもしれません。

 

正直「 アベンジャーズのテーマ 」も取り立てて気の利いたメロディやアレンジとは思えません。

 

それでも毎回オープニングに見慣れたロゴと音楽が響いてくると、条件反射で自然と胸が高鳴ります。

 

どの作品とは申せませんが、映画の出来はいまひとつでも( 失礼! )優れた音楽が独り立ちして名曲と呼ばれ、ついでに映画自体も名作の恩恵を受けるように、素晴らしい映像に酔いその体験が音楽をも昇華させる現象も、映画の醍醐味のひとつと言えるのではないのでしょうか?

 

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。