「 気づいたら片想い 」乃木坂46
作詞:秋元康 作曲:Akira Sunset
2014年4月2日発売
納豆は食べるときあまりかき混ぜない派、ハナオです。
今回のイントロが無い名曲たちは、乃木坂46の「 気づいたら片想い 」を取り上げます。
「 気づいたら片想い 」について
乃木坂46の8枚目のシングル曲
「 気づいたら片想い 」は、今やグループアイドルの旗手として時代を引っ張っている乃木坂46が4年前にリリースしたシングル曲です。
この歌で初めてセンターに抜擢されたのは西野七瀬で、ハナオは「 乃木どこ 」で彼女が選ばれたとき正直意外でした。
乃木坂の中では地味な印象が強く、プロモーションでティッシュ配りができずに泣いてしまったり、東北での自転車PR編ではだまこ鍋を食べた際の「おいしい」が唯一の発言だったりと、自己アピールが苦手なとてもおとなしい子だと思っていましたしね。
ですから同番組でセンターに選ばれた使命感からマカオタワーの232mバンジージャンプをおこなったときは感心と感動を覚えました。
この歌の顔として見事に大役を勤め上げたなぁちゃんは、自信と積極性を身に着け、びっくりするくらいキャラが輝きはじめました。
ドラマやバラエティで彼女に見とれて、何度「 キレイになったなぁ 」とつぶやいたかしれません。
ちなみにハナオ自身はかずみん推しです。
フォーメーションの前列は五福神
この歌での注目点のひとつは福神の数。
センター西野七瀬を配する1列目のメンバーは、堀未央奈、白石麻衣、橋本奈々未、生駒里奈、全シングル選抜中最少の5人でした。
言うまでも無く七福神は既存の単語であり、頭の固いハナオはどうせならずっとこの呼称で最前列7人のフォーメーションで通して欲しかったものでした。
しかし、今のように福神が10人超えとなり、福神漏れのメンバーの方が少ない現状を見ると、少人数で厳選されたかの頃が懐かしいと思えてしまいます。
もっともシングル選抜自体人数が増える一方ですからね。
なにゆえかはあえて書きませんが、そろそろ応援するファン主体で元の七福神に戻してもよろしいのではないかと、若干の危機感を抱きつつそう感じております。
楽曲の特徴
オリジナルキーはDmのニ短調。
しっとりとピアノソロの弾き語りに乗ってサビから歌がはじまり、5小節目からハイポジションのベースが加わります。
13小節からAメロになりますが、その前4小節のインストフレーズがイントロ部になります。
ブログカテゴリーがイントロが無い名曲たちなのですけど、この歌には実はイントロと呼ぶべき部位があるのです……はい、無視して続けます(笑)。
演奏の手数は多めで、後述しますが歌の譜割りも細かいので、曲全体が若干せわしなく感じるアレンジです。
Ⅱ-V基調のプログレッションやトニックの代理コードの回し方、チラチラ見え隠れするコードストローク奏法の影からギターで作った曲ではないかと思われます。
テンションが少ないところもギター曲っぽいです
ラップベースの歌旋律と快心の大サビ
AメロおよびBメロには歌詞がぎゅうぎゅうに詰め込まれていまして、それゆえ歌唱もかなりの早口。
普段は喋りもおしとやかななぁちゃんによくぞこれを歌わせたものだと良い意味で呆れます。
タイトルワードからはじまるサビがもちろんこの歌のメインモチーフなわけでして、いきなりのサビ頭、1コーラス目のCメロに当然このフレーズが使われます。
ところがどうしたことか2コーラス目のサビは「 はじめての~ 」と主題とは違う言葉が連続で出てきて聴き手は肩を透かされます。
そのまま4声和音のファジーなコードを並べたDメロへ続き、こちらが息をフッと抜いた瞬間……
溜めまくった「 気づいたら~ 」のフレーズを3度繰り返して半音ずつの2回転調、やられた~!!
こんな仕掛けを誰が考えたのやら、作詞家か作曲家かそれともアレンジャーなのか?
詞も曲もアレンジも奇を衒わない構成で淡々と進んできただけに、このギミックの威力は倍増です。
さすがプロのやる仕業はえげつないっす。
あ、もちろん誉め言葉で♪
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。