「 ウエディング・ベル 」Sugar
作詞・作曲;古田嘉昭 編曲:平野融
1981年11月21日発売
エレベーターに乗るときはいつも「 このまま閉じ込められたらどうしよう? 」と心配になるハナオです。
今回のイントロが無い名曲たちは、Sugar( シュガー )の「 ウエディング・ベル 」を取り上げます。
「 ウエディング・ベル 」について
Sugarの1stシングル
「 ウエディング・ベル 」は、女性3人の音楽グループ Sugarのデビュー曲です。
元カレの結婚式に招待された女性の恨み節を切々と歌った、身に覚えがある男性には背筋が寒くなるテーマを軽いテンポとキュートなアレンジに仕上げたことがウケ、70万枚オーバーの大ヒットソングとなりました。
作詞の古田嘉昭は、Timeというグループで音楽デビューしたのち作詞・作曲・プロデュースをメインに活動し、シュガーにも数曲提供しています。
アニメ「 ときめきトゥナイト 」や「 パーマン 」のテーマソングの作者としても知られています。
Sugarについて
Sugarは、ミキ・クミ・モーリの女性3人で構成されたバンド&コーラスユニットで、揃ってなかなかの美形でミュージシャンにありがちな泥臭さをまったく感じさせない洗練さをも兼ね備えていました。
Sugarという名前にしたのも「 メンバーが誰も、しお( 塩 )らしくないから 」だそうで、ネーミングにウィットとセンスを感じますね。
クミとモーリは、杉山清貴&オメガトライブの前身であるきゅうてぃぱんちょすの創設メンバーだったそうです。
Sugarデビューからしばらくは、それぞれキーボード・ギター・ベースを弾きながら歌っていましたが、活動後期は演奏はせず歌唱に専念していたとのこと。
ハナオの記憶の中に、楽器を弾いていない3人のイメージは無いなぁ……。
Sugarは1987年に解散、でも新曲のリリースは1985年までなので実質活動期間は5年ほどと思われます。
ゴールデン☆ベスト
楽曲の特徴
「 ウエディング・ベル 」最大の見せ場、いや、聴かせどころといえばなんといってもオープニング。
高く透き通る声のアカペラのハーモニーを、巧みなサブドミナント系コードの組み合わせに載せ、まさに「聴かせて」くれます。
リズムベースはボサノバ、メインボーカルに合いの手のごときオブリガードで絡んでくるコーラスがお茶目です。
Aメロの36251進行やⅡm7とⅤ7に挟まれた#Ⅱdim( Ⅱ7の根音変化形 )にいちいち驚かなくなれば、コード進行の初級からは卒業レベルに達していると言っても良いでしょう。
イントロおよび1番と2番のサビ、およびエンディングの最後は歌詞に倣って「 アーメン終止 」。
サブドミナントのⅣからトニックのⅠへ繋いで曲が終わるコード進行の俗称のことです。
間奏はサックスで4小節、オルガンと教会の鐘の音が幸せなふたり“だけ”の門出を祝福してフィニッ~シュ。
演奏時間3分22秒。
ア~~~メン!
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。