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イントロ・Aメロ・Bメロ・サビを「起承転結」でわかりやすく解説

楽曲の構成は、本来は極めてシンプルなものです。

 

しかし、最近は大サビサビトロ中トロアウトロだと、せっかく完成形として出来上がっている楽曲を、まるで魚を包丁でバラすように細かくパート分けするのが大流行り!!

 

イントロ、中トロ、アウトロ

 

 こんなにまどろっこしく分けて名前をくっつけているのは日本人だけです。

 

でも、それぞれのパートの意味、知りたいですよね?

 

教えます!わかりやすく教えましょう!教えさせてください! 

 

 

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楽曲構成は“起承転結”に置き換えるとわかりやすい

まずは、よくある楽曲構成の「 イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ 」のパターンから、それぞれの意味を理解することから始めましょう。

 

この定番パターンは、各パートを四字熟語の“起承転結”に置きかえると、それぞれの持つ役割と意味がイメージしやすくなります。

 

イントロ

イントロは、“起承転結”の“起”です。

 

“起”は、出来事の設定や状況を示し、これから物語がはじまるよ~と教える役割を担っています。

 

イントロも、演奏の開始によって楽曲のテーマやどんな歌なのかを示し、これから歌がはじまるよ~と教えてくれています。

 

イントロの正式名称は「 イントロダクション( introduction ) 」、直訳すると「 導入部 」で楽曲の前奏部分のことです。

 

いきなり歌から始まるイントロが無い曲もあります。

 

Aメロ

楽曲では、登場するメロディパターンを順番ごとにA→B→C→Dなどのアルファベットと、その後ろに「 メロ 」をくっつけたパート名で呼びます。

 

Aメロは、“起承転結“の“承”です。

 

“承”では、“起”で説明を受けた状況や設定を受けて物語が始まります。

 

Aメロも、イントロで弾かれた伴奏を引き継いで、歌が始まる部分です。

 

Bメロ

Bメロは、“起承転結“の“転”です。

 

“転”で、物語の流れに変化が生じ、それがクライマックスへの導線になります。

 

Bメロも、ここまでと違うメロディラインやアレンジで変化をつけ、タメを作って次のサビを導きます。

 

サビ

いよいよ、サビです。

 

サビは、“起承転結“の"結”です。

 

“結”は、“承” で始まり “転”で展開を見せた物語が、ここで完結します。

 

サビも、Aメロで始まり、Bメロで変化した楽曲が、ここで完了します。

 

捕捉

“起承転結”で、"転”を物語の核、すなわちクライマックスと考える向きもあります。

 

楽曲に於いても、“転”をサビ、“結”はエンディング( アウトロ )に充ててても構いませんが、エンディングには楽曲構成の根幹に関わる重要度は薄いと判断し、今回の説明からは省きました。

 

イントロ、中トロ、アウトロ

 

 

楽曲構成パート「 ~メロ 」の区分け方法

上の例ではAメロとBメロ、そしてサビが歌部分の構成でしたが、前述のようにCメロやDメロなどメロディパートが3パターン以上の楽曲もたくさんあります。

 

「 ~メロ 」各パートの区切りはメロディラインで聞き分けます。

 

ざっくり言うと、メロディの感じが変わったらパートが切り替わったと思えば大丈夫です。

 

また、伴奏などアレンジで雰囲気が異なったところや、4小節か8小節でパートが変わることも多くあります。

 

パートの最終確認は、区分けしたAメロ・Bメロ・Cメロなどの順番を入れ替えてみて、それでも楽曲が成立すれば正解です。

 

 

 

サビ・中トロ・アウトロなど、その他の楽曲構成パートの意味

次にイントロ・Aメロ・Bメロ~以外のパートについて説明いたします。

 

サビ

サビは、楽曲でもっとも盛り上がる、メインモチーフを担っているパートです。

 

大概の楽曲は、メロディのトーンもボリュームも、バックのコーラスも演奏も、サビが一番にぎやかでテンションが高くなります。

 

なお、Aメロ・Bメロ・Cメロ・Dメロなどのパートのいずれかをサビに充てる( 兼ねる )考え方もあるのですが、現在ではサビは独立したパートのひとつとして扱われることの方が多くなっています。

 

同ブログでもこちらの方を採用し、サビを独立パートとして説明してまいります。

 

サビトロ

サビトロは、サビ部のイントロ = サビの出だしの部分のことです。

 

フジテレビの人気バラエティ番組「 クイズ!ドレミファドン 」が生み出した造語です。

 

今のところ、一部のバンドマンだけが用いているスラングで「  サビトロのところだけ(音を)合わせてみようか 」みたいな使われ方をします。

 

頭サビ

頭サビは、楽曲の歌い始めにいきなり登場するサビのこと、またはその構成を言います。

 

前述のイントロ → Aメロ → Bメロ → サビ展開の楽曲では、歌がサビに向かって徐々に盛り上げていく形でしたが、サビ頭では初っ端から盛り上がるパートを聴かせて、楽曲のモチーフをよりキャッチ―なイメージに演出します。

 

J-POP歌謡では、1970年代以降より頭サビの楽曲がガンガン作られてブームを席巻しましたが、2000年頃から徐々に減りつつあります。

 

中トロ

中トロは、歌の1番と2番の間などに入れる間奏部の別称です。

 

間奏の正式名称は、インタールード( interlude )ですが、なぜかこちらの方はあまり知られていません。

 

イントロと同じフレーズやカッコイイギターソロなどを差し込みます。

 

中トロは、“中間部のイントロ”という、なんとも乱暴な由来の最新の造語。

 

ハナオ個人は安くて脂身が控えめなビントロの方が好きで、回転寿司に行ったら5皿は頼みます。

 

大サビ

大サビは、サビの後に登場するもうひとつのサビです。

 

メロディもコードもまったく別物のパートを用いることが多く、サビの二度オチ作用もあいまって聴き手に驚きを与え、楽曲をよりドラマチックに演出する効果があります。

 

ホラー映画に置き換えますと、苦労して倒したモンスターがまた最後に起き上がって飛びかかってくるアレですね。

 

落ちサビ

落ちサビ、数度繰り返されるサビの途中に挿入される、伴奏の音数を減らしたり音量を小さく抑えたりして、ヴォーカルを引き立たせたアレンジのサビです。

 

1コーラス( フレーズひと回し )では無く、部分的に伴奏を抑えたパートも落ちサビと呼びます。

 

エンディング

エンディングは、楽曲の終わりの部分のことです。

 

英語のスペルは「 ending 」。

 

イントロと違い、それが例え歌の終わりと重なっても、あるいはヴォーカルのみで終わっても「 エンディングが無い 」とは言いません。

 

アウトロ

アウトロは、楽曲の終わりの部分のことです。

 

エンディングとほぼ同じ意味で使われ、「 アウト 」と「 イントロ 」の合成造語です。

 

アウトロとエンディングの違いは、アウトロは楽曲の終わりの伴奏部分のみを言い、エンディングは楽曲そのものの最後のパートを言います。

 

ただ、最近は両者が混同され同意で用いられることが多く、流行りもあってアウトロの呼び方が主流になりつつあります。

 

昔気質のミュージシャンやガチガチのクラシック音楽家には通用しなかったり、わざわざ「 コーダだよ 」と言い直されることもあります。

 

うるへ~っ、そんなことくらい知ってら~い!!

 

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まとめ

以上、楽曲の各構成パートの意味、おわかりいただけましたでしょうか?

 

Aメロ・Bメロや落ちサビなど、文字による説明だけではなかなかわかりにくいパートもあります。

 

次回はJ-POP歌謡の楽曲から具体例を取り上げて、もっと詳しく解説いたします。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。