音のブログ

音を楽しみ音に学び音が友の音と暮らす

「あなたの番です」反撃編の秋元マジックはこれ!交換殺人は続いている

「 反撃編 」もついにあと2回、そろそろロスになりかかっていて貴女も貴方もそうでしょ?ね?ね?な「 あなたの番です 」

 

www.ntv.co.jp

 

ネット推理班は一連の事件の真犯人を、黒島沙和か田宮淳一郎でほぼ特定しているようです。

 

当件に関しては意義な~し!

 

でも、犯人が誰だかわかってそれでおしまいのはずは無いですよね。

 

きっとあります隠し玉。

 

第1部で菜奈ちゃんが死んでしまったレベルの衝撃が。

 

その隠し玉を気づかせず、最後に仰天ビックリ箱の投下こそが秋元マジックであろうと予想しております。

 

ん~、なんだろうなぁ、衝撃の展開って……。

 

例えばキウンクエ蔵前が爆弾で吹き飛んで、住民たちがマンションごと荒廃した未来世界に飛ばされてしまうとか。

 

冗談はさておき、秋元先生が視聴者を驚かせるために仕掛けたマジックは何なのか、裏付けを取りながらひとつの仮説を立ててみました。

 

 

スポンサーリンク
 

 

 

交換殺人ゲームはまだ続いていた?

「 あなたの番です 」第1章のメインプロットは、住民会の余興が端を発した交換殺人ゲーム。

 

“死んで欲しい人”の紙に名前を書かれた人が次々に殺され、その名前を書いた人が代わりに引いた紙に書かれた人を殺していく。

 

誰が誰の名前を書き、それを誰が引いたのか?

 

意外な人がぶっとんだ方法で殺され、関係者が須く怪しく見え、次の犠牲者予想と犯人捜しに視聴者が躍起になっていました。

 

ところが最後にドラマ上の主人公兼推理役の手塚菜奈(原田知世)が殺される驚天動地の結末に、みんな火でも点けられたかのごとく大騒ぎ。

 

続く「 反撃編 」ではなかなか犠牲者が出ず、またスポットが「 笑顔の殺人 」に向いたこともあって、交換殺人ゲームはすっかり影が薄くなりました。

 

でも、もし「 反撃編 」で起こっていたことも、すべて交換殺人ゲームがまだ続いていただけだったとしたらどうでしょう?

 

 

「 反撃編 」にも秋元マジックが仕掛けられている

もう少し噛み砕いてご説明します。

 

視聴者の焦点が交換殺人ゲームから反れてしまったのは、前述の手塚菜奈が最後を迎えたときです。

 

確かに菜奈は誰も殺していませんし、誰かに名前を書かれたわけでもない。

 

彼女の死は、いわゆる“交換殺人ゲーム”のルールから逸脱しています。

 

「 反撃編 」に入ってから起こった殺人および殺人未遂事件の対象も、北川そら(田中レイ)・黒島沙和(西野七瀬)・内山達生(大内田悠平)・神谷将人(浅香航大)とゲームターゲットの部外者ばかり。

 

でも、これって実は秋元マジックなのではないですかね?

 

遡って、まず「 あなたの番です 」のキャッチフレーズ「 毎週死にます 」の法則が破られたのは、第1章第10話でした。

 

この回では誰も死ななくて、ハナオをはじめ視聴者の多くが「 あな番 」製作サイドを嘘つき呼ばわりしブーイングを放っていました。

 

ところが、翌週の菜奈殺害のインパクトでそんな不満はどこかに吹き飛び、ついでにそもそものプロットである交換殺人ゲームの存在が思考の外に追いやられました。

 

毎週死ぬ法則破り → ゲーム以上の衝撃、まずこの流れで視聴者の視点をぼかします。

 

とどめは、2クール目に「 反撃編 」と銘打って、まるで今までのルールはリセットしました!と言わんばかりに、ご丁寧に公式サイト画像まで入れ替えて新シリーズのスタート。

 

万人が認める超イケメンの二階堂忍(横浜流星)を投入したうえに、ヒロインポジションの黒島沙和と気になるロマンスの行方も混ぜ込んで、もう犯人捜しどころじゃないわ、きゃ~わたしの流星くんに手を出さないで、うぉ~おれのなぁちゃんになにすんじゃゴルァ!

 

ついに追い詰められた内山くんが親切に動画プレゼンで“笑顔の殺人”を全面的に自白し、ほぼ犯人が特定できている“笑っていない方の交換殺人”とは、完全に別路線と視聴者に思い込ませて、はい一丁上がり!

 

第1章と反撃編の分段成功、見事な秋元マジックです。

 

 

「 反撃編 」の秋元マジックの正体とは?

上記の分段作戦をなにゆえ秋元マジックと思ったのか?

 

それは、両方をとおして亡くなった人の数です。

 

死亡者は第1章で11人、反撃編で2人、合計13人。

 

交換殺人ゲームに参加していたのも13人。

 

これって偶然の一致でしょうか?

 

ハナオは、意図的な数合わせに思えます。

 

つまり、第1章最後の手塚菜奈から反撃編の内山・神谷までが、すべて交換殺人ゲームによる犠牲者の可能性があると考えます。

 

実は手塚菜奈も内山達夫も神谷将人も交換殺人ゲームの紙に名前を書かれており、ゲームのルールに則って殺された……これが秋元マジックのタネ = 正体だという推論です。

 

では、この推論が本当に成り立つのか、いつもの交換殺人ゲーム相関リストを使って考察してみましょう。

 

スポンサーリンク
 

 

 

まずは交換殺人ゲーム相関リストを整理

f:id:getanohanao:20190829181738j:plain

リスト1 既に発覚している相関関係

 

現在までで発覚している相関リストが上のとおりです。

 

ゲームの参加者13人に対して、まだ紙が15枚もあり数が合いません。

 

最低でも2人の嘘つきが参加者にいるわけです。

 

ドクロマークが付いている上の8人は“死んで欲しい人”にアップされているのは確定ですから、下の中で誰やらわからなかったり信憑性に乏しい「 吉村 」「 織田信長 」「 早川教授 」「 (白紙) 」「 ゴミの分別ができない人 」が偽りの可能性が高い紙になります。

 

しかし、ハナオの秋元マジック説に沿って考えると、既に死んでいる13人以外の紙はみんな嘘でなければ数が合いませんので、「 石崎洋子 」と「 赤池幸子 」もフェイクと仮定します。

 

なるほど、一気に怪しい住人が増えちゃったぞ、こりゃびっくり!

 

こうなると紙を書いた人、引いた人の相関も一旦リセットして考え直さなければいけません。

 

 

交換殺人相関リスト・犠牲者主体バージョン

とりあえず確定している矢印だけ書き足していきます。

 

「 管理人さん 」を書いたのは榎本早苗(木村多江)。

 

息子総一(荒木飛羽)をネタにゆすられていたので、動機はバッチリ。

 

タレント医師の「 山際祐太郎(森岡豊) 」を恨んで名前を書いたのは藤井淳史(片桐仁)。

 

殺したのは早苗ママで、こちらも疑いの余地無し。

 

「 タナカマサオ 」とは、ブータン料理店店主の田中政雄(名倉右喬)で、セクハラ&パワハラを受けていたシンイー(金澤美穂)がつい名前を書いてしまって、ドクター藤井が包丁でホースちょん切ってガス爆発でジ・エンド。

 

「 赤池美里(峯村リエ) 」の性格ドブスぶりにキレた浮田啓輔(田中要次)が紙に彼女の名前を書き込み願いどおり殺されましたが、それを誰が引いたのかは不明。

 

あまりにも似てるがゆえにイジられバカにされ「 袴田吉彦 」に本気で殺意を抱いた久住譲(袴田吉彦)が名前を書き込み、おそらくシンイーが引いたせいで同居外国人2人となぜかお囃子参戦の桜木るり(筧美和子)が金属バットでタコ殴り殺害。

 

息子のそら(田中レイ)に偏執的に近寄る「 児島佳世(片岡礼子) 」を排除したいと名前を書いたのは北川澄香(真飛聖)。

 

引いた人は誰やら知らず、佳世さんは冷凍倉庫で風も無いのにぶ~らぶら。

 

なかなか離婚に応じてくれない「 細川朝男(野間口徹) 」は菜奈から生贄に選ばれてしまい、着信アリごっこで久住にやられてご臨終。

 

元職場の後輩「 こうのたかふみ 」は書かれた田宮に警告されるも、内山にすれ違いざまにナイフで一突きされて苦悶の死。

 

でも紙をひいたのは菜奈。

 

以上をまとめると下図のとおりになります。

 

f:id:getanohanao:20190901061059j:plain

リスト2 交換殺人ゲーム・犠牲者主体バージョン

 

なお、「 302号室の人 」は言うまでもなく手塚菜奈のことで、劇中では掃除当番を決める際に用いられた紙だと菜奈自身が説明していましたが証明する根拠は未出。

 

やっぱり交換殺人ゲームで書かれた紙の可能性は否定できません。

 

 

交換殺人ゲーム相関リスト・秋元マジックバージョン

ここから誰がどの紙を書いたか・引いたかを推理して繋いだ“秋元マジックバージョン”が次の図になります。

 

f:id:getanohanao:20190901061056j:plain

リスト3 交換殺人ゲーム相関図・秋元マジックバージョン

 

推理の矢印は破線に変えておきした。

 

まずはわかりやすところで、「 302号室の人 」は尾野幹葉(奈緒)が書いたと考えるのが妥当でしょう。

 

狙った相手(翔太)のパートナーなんかに興味は無いわと言わんばかりに「 手塚菜奈 」の名前を書かないところも尾野ちゃんらしい(笑)

 

それから「 内山達夫 」は黒島ちゃんかな。

 

本当は死んで欲しいヤツなのに、利用するだけ利用してあとはポイ……う~む、なんてひどい女なんだ!

 

でも、尾野ちゃんともども可愛いから許す!

 

その「 内山達夫 」の紙を引いたのは尾野ちゃん。

 

内山を殺すために十八番のオーガニックプレゼント戦法で接近。

 

ことのついでに彼に自分の部屋を提供して告白動画を撮らせた可能性もあり、順番的に名前を書いた菜奈より後に死んだ人を引いている点からも、消去法でも内山一択。

 

同様に犠牲者を時系列で並べていくと、「 児島佳世 」を書いた北川澄香が引いたのは「 浮田啓輔 」になります。

 

直接手を下したかは知りませんが、浮田殺しの犯人は北川澄香で、そらくんを守るためと言いつつ引っ越したのはギミックの疑いありです。

 

ここからは難しいです。

 

わずかな手がかりと溢れんばかりの思い込みを頼りに、根拠の怪しい推論となりますのでご容赦ください。

 

巻き添えで殺されたと思われていた赤池吾朗ですが、実は妻の美里に名前を書かれていました。

 

理由は嫁・姑の争いに無頓着な夫へ怒り心頭に達して。

 

その「 赤池吾朗 」の紙を引いたのは浮田啓輔。

 

彼は「 赤池美里 」の名前を書いていますので、夫婦両方の殺害に関わる流れに巻き込まれました。

 

ここで書いた人・引いた人がまさかの夫婦でたじろいだ浮田は赤池美里を殺すことを由としませんでしたが、後述するとおり結果として交換殺人は継続します。

 

話をちょっと戻しまして、「 赤池美里 」の紙は誰が引いたかというと管理人の床島比呂志(竹中直人)。

 

そもそも交換殺人ゲームを娯楽のネタに軽い気持ちで言いだしたのは床島で、そんな彼が「 赤池美里 」の紙を引いてしまった。

 

ついでの悪ふざけに美里を驚かそうと屋上から覗き込んだところ、手か足を滑らせて逆さづりの憂き目に遭いました。

 

少々突飛な推理と思われますか?

 

でも、赤池一家が住んでいた502号室は、手塚夫婦の302号室の真上ですよ……ゾワッ!

 

床島の墜落死は完全に事故で、頭の良さには自信がある赤池美里は、誰かに自分の名前を書かれたことと管理人がその紙を引いた旨を察しました。

 

だから交換殺人ゲームのマンション住民犠牲者第1号を装って夫を殺し、自分も自殺。

 

ケーキの上の「 赤池美里 」のチョコプレートは、いかにも殺人犯の仕業と思わせんがために自ら用意しましたが、早苗ママに予想外の行動( 食べちゃう )に出られて、せっかくの努力が水泡に帰するところでした、危ない危ない。

 

惨劇のBGMに「 ジュリアに傷心 」を選んだのも、忘年会で床嶋がカラオケで歌っていたがゆえの謎掛けです。

 

美里は、姑の赤池幸子(大方斐紗子)を道連れにせず、助けてあげる代わりに幸子と仲の良い江藤祐樹(小池亮介)に自分が引いた紙の「 児島佳世(片岡礼子) 」の殺害を依頼し、止まりかかった交換殺人ゲームをまた動かしてしまいます。

 

幸子はもちろんすべてを知っていまして、だからヒントを翔太に「 お茶買ってきて 」で託したわけです。

 

次に「 浮田啓輔 」の名前を書いた人の特定ですけど、これは消去法で石崎洋子(三倉佳奈)になります。

 

理由は判然としませんが、結局は極道の浮田と猜疑心&強迫観念の塊り石崎ママはどう見ても良い相性と思えません。

 

トラブルのひとつやふたつ抱えていても不思議では無かったでしょう。

 

同じく消去法で石崎洋子は「 302号室の人 」の紙を引いている線を付けましたが、ここが一番苦しい!

 

まぁ、今さら何が起こっても不思議ではない「 あなたの番です 」から、ありえなくはない……としか言えません。

 

ゲームの発起人、管理人床島が書いたのは「 神谷将人 」かな~。

 

最初に死んだ床島が、ラス前に死んだ神谷の名前を書く、この方が交換殺人ゲームの成立として収まりが良い気がします。

 

床島と神谷刑事の関係についてはさっぱり。

 

もっともこれが明示されてしまっては、コナンくんじゃなくても「 あなたの番です 」の謎が全て解けてしまうので、最後まで隠すでしょうしね。

 

そうなると、「 神谷将人 」の紙を引いた人がゲーム全体の黒幕で、これはもう黒島沙和以外に適役がいません。

 

黒島沙和が、ゲームを成り立たせるために脅かしたり透かしたりと住民や関係者のコントロールをし続けました。

 

一方、自分が引いた「 管理人さん 」が勝手に?死んでしまったのに、あたかも交換殺人が連鎖のごとく展開している様子に狼狽えたのは田宮。

 

彼は監視カメラを仕掛けて事の真相を探りますが、操っている人物が5年前の高知少女殺人事件と同じホシの黒島沙和なことを知って驚愕します。

 

当時黒島沙和の犯行を認識していながら隠匿した罪に田宮は苛まれて苦悩します。

 

こんなところかな、まだまだ謎が回収しきれませんね〜。

 

ところで、ごちゃごちゃしててわかりにくいかと思いますが、交換殺人ゲームは床島を起点に2つの殺人連鎖が起こっています。

 

「 管理人さん 」ー「 山際祐太郎 」ー「 タナカマサオ 」ー「 袴田吉彦 」ー「 細川朝男 」ー「 こうのたかふみ 」ラインと、

「 赤池吾朗 」-「 赤池美里 」-「 児島佳世 」ー「 浮田啓輔 」ー「 302号室の人 」ー「 神谷将人」ー「 内山達夫 」ライン。

 

言い出しっぺも床島、ふざけたゲームが動き出しちゃったのも床島、ぜ~んぶこの身勝手な管理人が悪い!

 

以上が、秋元先生の「 反撃編 」での仕掛けです。

 

どうだ、違うか!?

 

秋元マジック敗れたり~。

 

スポンサーリンク

?

 

無理やりな推理を力技で押し込んだところもありますが、皆さんの気づいていない発見のお手伝いになれれば幸いです。

 

おすすめの関連記事