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「あなたの番です」ヒント「ミイラ取り」「ガムテープ」の意味はコレだ

ドラマも大詰めを迎え、視聴者もネット推理班も大手ニュースサイトも、明智くんも金田一くんも杉下くんも古畑くんも、結末の予想に夢中の「 あなたの番です 」

 

www.ntv.co.jp

 

最終回の放送まであと1日、皆さんの推理は煮詰まりましたか?

 

「 あな番 」放送開始3ヶ月前から記事を書き続けてきたハナオも、いよいよ最後の予想となります。

 

果たして真犯人は誰なのか?ラストはどうなるのか?最後の最後に過去最大の秋元マジックが仕掛けられているのか?だとしたらそれな何なのか?

 

当たるも八卦当たらぬも八卦、考察から導き出した大胆すぎる「 あな番 」の結末をご覧ください。

 

 

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スペシャルヒント「 ミイラ取り 」と「 ガムテープ 」が表す意味

まずは、金曜朝のバラエティ番組で「 あな番 」中の人が発したヒントに関して。

 

ヒントキーワードは「 ミイラ取りがミイラになる 」「 ガムテープ 」の2つで、視聴者はもちろん、番組MCたちも真意を探ろうと躍起になっていました。

 

ネット推理班も大盛り上がり!楽しそうだな~♪

 

これらは真犯人の正体もしくは衝撃のラストを暗示しているに違いない、と多くの方が思っていたようですし、まぁ製作サイドも考察を加燃させる思惑あっての所業は疑いの無いところ。

 

ただ、申し訳ありませんが、ハナオの推理では多分的がズレています。

 

肩透かしを引かれていると思いますよ。

 

最終回の見えない謎は「 あな番 」ラストの最大のウリであり、冷静になって考えてみれば同局に番宣で登場する出演者が、ゲームに興じるついでに重要なネタバレするわけが無いと気づきます。

 

これ、どちらも予告ビデオに映っている兼容易に予測できる展開をなぞっているだけですよ、おそらく。

 

まず、「 ミイラ取りがミイラになる 」は、第19話で真犯人をおびき出して捕まえるために待ち伏せした翔太(田中圭)が、味方の二階堂忍(横浜流星)に裏切られて首を絞められた続きの展開のことを指します。

 

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番組あとの予告編でも公式サイトの予告動画でもあらすじでも、翔太が囚われの身となることは周知ですが、それはあくまでもこれから放送する“未来の回”のお話。

 

「 犯人を捕まえにいった翔太が逆に捕まってしまう 」を「 ミイラ取りがミイラになる 」と言い換えただけ、誰もがみんな知っていても“今後の展開”には違いは無いし、また嘘も言っていない。

 

裏を返せば、最終回で誰が真犯人でも誰かが死んでしまおうとも、良い様に当て嵌めて解釈できる便利な慣用句でもあります、ちょっとズルイ。

 

次のヒント「 ガムテープ 」は、同じく予告動画に映っている、翔太と黒島沙和(西野七瀬)の手足を縛っている黒い布テープのこと。

 

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もう見たまんまで“これをヒントと呼べるのか?”と他にアテを探したくなりますけど、これがヒントで正解だと思います。

 

ただ、“なにゆえガムテープなんかでテキトーに拘束しているのか?”まで深読みしないと真意は見えてこず、要はどーやんが翔太と黒島ちゃんを本気で殺そうとしていない、故意の手抜きを見せているがゆえです。

 

どーやん裏切る演技 → 翔太と黒島ちゃん捕まえる → 演歌カリウムで殺すフリ → でもガムテープ逃げやすい → エスケープ成功で泳がせる → 犯人がボロを出す → 崖に追い詰めて自白

 

あ、最後の崖は翔太の願望を叶えてみました。

 

以上、2つのヒントに驚くほどの情報は隠されていない説のご説明でした。

 

違っていたらゴメンナサイ。

 

 

最終回に超ド級の秋元マジックはあるのか?

「 あなたの番です 」がなにゆえ大ヒットしたかの詳細分析は、すべての謎が解けたのち機会を改めて記事にするつもりですが、“ラスト1分のびっくり箱”がもっとも大きな要因だったと考えます。

 

秋元マジックは毎回ラストショットで視聴者の予測を裏切り、それを上回る衝撃を与え続けてくれました。

 

本編の秋元マジックはいかなるものだったのか?

 

振り返って確認してみましょう。

 

第1話 手塚夫婦がカーテンを開けたら、部屋の外で逆さ吊りの管理人床島比呂志(竹中直人)。悲鳴と共に落下して死亡。

 

第2話 藤井淳史(片桐仁)の部屋の洗濯機の中に、“死んで欲しい人”山際祐太郎(森岡豊)の生首がゴロリ。

 

第3話 田中政雄(名倉右喬)が自分の店で爆死。彼の名前を紙に書いたシンイーの部屋外のベランダに「 あなたの番です 」と書かれた包丁が。

 

第4話 赤池夫婦殺害される。バースデーケーキを前に喉掻き切られた2人。でも一番怖かったのは幸子(大方斐紗子)おばあちゃんの「 オ~マイジュ~リア~ 」。

 

第5話 俳優の袴田吉彦がロケ中に謎の覆面3人組に撲殺される。演じる役柄とその中の人を弄った絶妙のネタにネットがバズり、ドラマの人気に火が点きはじめる。

 

第6話 児島俊明(坪倉由幸)の会社に、妻・佳世(片岡礼子)のものと思われる切り取られた片足が入ったゴルフバッグが届く。

 

第7話 憎まれキャラ担当と思われた細川朝男(野間口徹)が、久住譲(袴田吉彦)に見事にハメられ、エレベーターホールから転落。ターゲット細川に文字通り“足を引っ張られた”久住も揃って仲良く落下。

 

第8話 手塚夫婦の眼前で、警告したばかりの甲野貴文(鈴木勝大)が腹部を抑え、吐血しながら転倒。

 

第9話 榎本宅に踏み込んだ翔太が監禁された黒島沙和を発見。逆に囚われの身となるが、なにしろ怖かったアイスピックを振りかざす早苗ママの形相。

 

第10話 まさか、まさかの菜奈死亡。ベッドに横たわるその顔にたかる一匹のハエ。ネット回線がパンク寸前の大騒ぎになる。

 

特別編 菜奈のパソコンに映る殺される寸前の彼女の泣き顔と犯人からの煽りメッセージ。翔太くんブチ切れる。ゾウさんですか?キリンさんですか?

 

第11話 翔太・沙和・忍が踏み込んだ、あまりにもカオスな木下あかね(山田真歩)の部屋と、開き直ってニヤリと笑う主。「 ちょっと早いな 」

 

第12話 翔太が藤井の部屋に踏み込み(このパターン多いな)、外人2人に“また”拉致されてしまう。少しは学習しましょう。

 

第13話 袴田吉彦殺しの覆面トリオの中の1人が、桜木るり(筧美和子)だったことが発覚。視聴者が混乱の極致に落ちる。

 

第14話 黒島沙和が駅のホームから突き落とされる。迫りくる電車。尾野ちゃんが十二単のごとく濡れ衣を着せられまくる。

 

第15話 夜の公園のベンチで神谷将人(浅香航大)がハリネズミになる。いや、打たれていたのはビスだからビスネズミか。そんなのはどっちでもいいんだよ。

 

第16話 追い詰められた内山達生(大内田悠平)が自殺。凝った仕掛けで自らダーツの的に。「 ブルで~す! 」

 

第17話 尾野ちゃんの姦計にひっかかったどーやんが、耳たぶマッサージの被害を受ける。上着を脱がせたのも施術に必要だったからと信じたい。

 

第18話 多芸多才な尾野ちゃんの今週のかくし芸は毒霧攻撃。被害者は黒島ちゃん。でも残念ながら先週ほどはウケず。

 

第19話 尾野ちゃんの努力が実ってしーくんの愛を獲得。邪魔者の翔太の首を後ろから絞めてくれました。良かったね、尾野ちゃん♪……んなわけないじゃん。

 

以上、並べてみるとハナオが“びっくり箱”と呼ぶ理由がおわかりいただけるかと思います。

 

これは連続物のドラマ・小説・アニメ等の視聴者・読者確保の常套手段で、特に「 あな番 」では、血も死体も見せ放題の設定ならではに突き詰めた演出が可能です。

 

正直申しますと、「 ここまで驚かせてくれなくても、ストーリーは理解できるのに 」と感じるところもありました。

 

でも萎える気持ちを逆なでし続け、知らずのうちに快感へと変えられ、気がつけば毎回番組最後の1分で与えられた刺激が翌週までのエネルギーとなってしまう……これぞ秋元マジック!

 

ところが明日は最終回、翌週の放送も視聴者にチャンネルを合わせてもらうことが目的の秋元マジックを、無理やりネジ込む必要はありません。

 

最終回の1時間はバラ蒔きまくった謎の回収にフル活用し、秋元マジックは封印する可能性は大いにあります。

 

 

もはや誰が犯人でも驚かない

最終回が秋元マジック無しの場合、番組の核は真犯人の正体と論拠の辻褄合わせで、視聴者の膨大な考察とまともに向き合うことになります。

 

真犯人の大本命はもちろん黒島沙和(西野七瀬)。

 

どーやんの唇まで奪って中の人ファンのやっかみを買い、埃だらけの経歴から怪しむべき証拠も売るほど揃って、逆にこの子から主役の座を奪い取るなんて大それたことできる役いるのかな?と心配になるくらい。

 

次なる対抗馬は、尾野幹葉(奈緒)、手塚翔太(田中圭)、二階堂忍(横浜流星)が2~4番手といったところでしょうか。

 

江藤祐樹(小池亮介)、田宮淳一郎(生瀬勝久)、西村淳(和田聰宏)、南雅和(田中哲司)らも穴馬として挙げられ、既に亡くなっている床島比呂志(竹中直人)、手塚菜奈(原田知世)が仕組んだ説を推す人も少なくありません。

 

この他にも、前回までの「 あなたの番です 」の“特別編”も含む全20話とHulu限定配信「 扉の向こう 」16本で、姓名のどちらかが明らかになっている、もしくはパーソナリティーが確立されている登場人物は80余名(ハナオ調べ)。

 

読み漁ってきた考察投稿や記事の中で、上の誰もが一度は犯人候補にあがっていたと記憶しています。

 

凄いなぁ~、今までにこんなに外野が盛り上がったドラマってあったでしょうか、もう感服の極みですね!

 

……と喜んでばかりもいられません。

 

あらゆる考察が出尽くし、あらゆる出演者がまんべんなく疑われた現状では、もはや誰が真犯人であろうとどんな理由が存在しようと、視聴者を驚かすのは至難の業。

 

主演級の誰かに思わぬ不幸が降りかかってアンハッピーなエンディングを迎えても、双子や別人格が登場しても「 あ、そ、やっぱりね、わかってた 」では、秋元先生が杯を傾けるワインも今夜はちょっぴり塩辛い。

 

 

最期に視聴者を驚かすには?

そうなると、やはり最後に超ド級の秋元マジックを用意して視聴者を驚かせないと、満足してもらえそうもありません。

 

「 あなたの番です 」の設定を、根本から覆すとか。

 

もっとも安易な手法としては“夢オチ”ですかね。

 

大手ニュースサイトの考察で何人かのライターが申し合わせたように「 夢オチと双子と二重人格と途中登場の人物の真犯人は、推理物の禁じ手だよ 」と釘指していましたが、それはあくまで個人の勝手な願望で、明文化された決め事ではありません。

 

でも、もし「 あな番 」のオチが夢だったら、ハナオもカンカンになって怒ります。

 

夢オチまで露骨に非ず、同様に設定を全部ひっくり返す手として、「 あな番 」自体が想像の産物だったという荒業もあります。

 

たとえば……。

 

推理マニアの新婚夫婦が引っ越し初日のマンションの自室で鍵を拾い、それをきっかけに脳内でストーリーを作り始める。

 

途中は省きますが(一応長編で考えましたが、自己満すぎるので)、これなら菜奈ちゃんは生きていますし、エンディングにも衝撃カットを挿入し放題ですしね。

 

驚きはしますけど、やはりガッカリ感の方が多いですね、ダメかこりゃ。

 

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いずれにしても、明日すべてがハッキリします。

 

本編終了後にもまとめ記事や出演キャラの個別評価もアップする予定です。

 

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