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熱中症(ねっちゅうしょう)が原因の頭痛の特徴と治し方

昨日の昼間、空からカナブンが落ちてきました。

 

あれは絶対に暑さにやられたんだと、そう信じ込みたくなるくらい今の日本の夏の暑さは異常です。

 

TVやラジオ、webサイトのニュースでは毎日のように熱中症で具合が悪くなったり、命を落とされている報が流れています。

 

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熱中症は誰もがなる恐れがあり、警戒はいくらしても過ぎることはないでしょう。

 

熱中症の症状といえば、めまい・たちくらみ・倦怠感・吐き気・顔のほてりなどイメージが強く、またわかりやすい自分でもわかりやすい体調不良のサインですが、こと頭痛となると日頃からお悩みの方が多いせいか熱中症との関連付けが難しいと思います。

 

そこで、今回は熱中症による頭痛はどんな症状なのか?

 

熱中症で頭痛になった場合はどうすれば良いかの対策と対処方法についてまとめてみました。

 

 

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熱中症で起きる頭痛は片頭痛

頭痛は症状により、おおまかに3つの種類にわけられます。

 

1つめは、首筋や肩の凝りなども併発する緊張型頭痛

 

毎日の生活の中の精神的や肉体的なストレスが要因で起きる頭痛で、常に悩まされるいわゆる“長いつきあい”になるケースが多く見られます。

 

頭痛のタイプとしては、頭全体が鉄の輪で締め付けられるように痛みます。

 

2つめは、片目の奥が激しく痛む群発頭痛

 

男性に多く見られ、一定期間の決まった時間帯に毎日のように痛みが襲い、涙や鼻水が流れることもあります。

 

原因は脳の視床下部に何かの原因で刺激が加わるためと言われますが、詳しいことはまだ明らかになっていません。

 

3つめは、片側もしくは両側の側頭部、または後頭部がズキズキと脈打つように痛む片頭痛(偏頭痛)

 

20~40代の女性の多くが悩まされ、体を動かすと痛みがひどくなり、吐き気を伴うこともあります。

 

様々な要因で起きるとされ、薬で抑えて凌がれている方がほとんどだと思います。

 

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熱中症が原因で起きる頭痛は、このうちの片頭痛になります。

 

片頭痛は、頭の一部に現れたぼんやりした痛みが、徐々に刺さるように強くなってきます(筆者経験談)。

 

猛暑の中で痛みを認識した時点で、早めに対処するようにしてください。

 

 

熱中症の頭痛は薬が効かない

常日頃片頭痛を薬で治す人が多いこともあり、熱中症による頭痛も市販の鎮痛薬を飲んで治そうと考える方もいらっしゃることでしょう。

 

効果を率直に申し上げるなら、一応熱中症による頭痛も薬で治ります。

 

ただし、薬はあくまで対処療法にしかすぎず、特に原因がはっきりしていて危険度も軽んじられない熱中症には効果は薄いです。

 

一時的に薬で痛みを抑えても、根本的な治療になっていませんので、またすぐに頭痛は起こります。

 

 

熱中症による頭痛の治し方

あえて挙げるまでもなく、熱中症に対する特効薬は水です。

 

とにかく水分の補給をおこなうことが、熱中症による頭痛の一番ふさわしい対処です。

 

ただ、ガブガブと一気に大量に摂取すると胃に負担がかかって戻してしまう可能性もあるので、少しずつ何度かに分けるようにゆっくりと飲んでください。

 

それから日陰や冷房の効いた室内など、涼しいところで休むこと。

 

水分を摂っても炎天下で立ちっ放しでは、体調の回復は望めません。

 

頭痛が治まるか軽くなるまでゆっくり休んで、そのあとで鎮痛剤に頼るのもよろしいかと存じます。

 

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熱中症の頭痛以外の症状

夏場起こる頭痛としては、クーラーの当たり過ぎによる、いわゆる冷房病が原因の場合もあります。

 

頭痛のタイプはどちらも片頭痛ですが、併発する症状で熱中症と見分けることも可能です。

 

本題からちょっと反れますが、熱中症で起こる頭痛以外の症状もまとめておきます。

 

【 ドライマウス 】

口の中が乾くこと。

 

体が水分を欲しているもっともわかりやすいサインです。

 

口が渇くと口臭という二次被害もあります。

 

夏場はエチケットスプレーや飴に依存しすぎたりしないように気をつけましょう。

 

【 尿の色 】

体内の水分量が少なくなると尿の色が紅茶のように濃くなります。

 

トイレに幾たびいちいち便器を覗きこむ必要はありませんが、もし濃い色の尿が出ていると気が付いたら水分を補給しましょう。

 

【 トイレの回数 】

尿が出ているうちはまだ良い方で、もっと体内水分が少なくなるとトイレに行くこともなくなります。

 

この状態が長期的に持続すると結石などもっと面倒な病気になる恐れもあります。

 

【 めまい・筋肉の痙攣 】

熱中症の代表的な症状ですが、なぜ起きるかまでは知らない人が多いようです。

 

体内水分が足りなくなると、血液の濃縮して量が減ります。

 

減った血液はもっとも大事な器官の心臓に優先的に送られるようになるため、脳や筋肉へ流れる血液が減ってめまいや痙攣が起こります。

 

これらめまい・痙攣は熱中症の第1段階なので、認識したらすぐに対処することが重要で、「 まだ大丈夫 」は命取りになります。

 

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いかがだったでしょうか?

 

毎年これだけ騒がれているのにそれでも頻発する熱中症患者。

 

万が一に備えて正しい知識を身につけ、適切に対処されますようご自愛ください。