インターネットでWebサイトから新しいページへ移動する際に見かける素っ気ない作りのページと「 Not Found 404 」の文字。
「 お探しのページは見つかりませんでした 」のメッセージが一緒に表示されるときもあり、何を伝えたいのかはおおむねわかりましたが、末尾の数字「 404 」とはどういう意味なのでしょうか？
数字の表す意味と、この英文・和文が表示される原因、そしてそれぞれの対策・解決方法について簡単にわかりやすく解説してまいります。
「 Not Found 404 」の「 404 」数字の意味は？
エラーメッセージに付加されているこの数字は「 HTTP ステータスコード 」の一種です。
「 HTTP ステータスコード 」は、Webサーバーがこちらの要求に対してどのような反応( リクエスト )を起こしたかを数字で表したものです。
数字は「 100 」番台～「 500 」番台までの5種類があり、それぞれ下のような意味です。
・「 100 」番台(「 1XX 」) = “ Informational 情報 "。サーバーに要求は受け入れられ、これから処理がおこなわれます。
・「 200 」番台(「 2XX 」) = “ Success 成功 "。サーバーに要求は受け入れられ、処理は正常におこなわれました。
・「 300 」番台(「 3XX 」) = “ Redirection リダイレクション ”。サーバーが要求を完了させるためには、追加の情報が必要です。
・「 400 」番台(「 4XX 」) = “ Client Error クライアントエラー ”。サーバーへの要求に誤りがあります。
・「 500 」番台(「 5XX 」) = “ Server Error サーバエラー ”。サーバーが要求の処理に失敗しました。
各番台の十と一の桁(「 〇XX 」の“XX"の部分 )に入る数字によって詳細な反応( レスポンス )の状態を示します。
そして「 404 」は“ Not Found 未検出 ”のステータスコードを表しています。
「 Not Found 404 」が表示される原因と解決方法
「 Not Found 404 」が表す、“未検出"とはどういうことなのでしょうか？
郵便物の“宛先不明"に例えると意味も原因も理解しやすいと思います。
原因その１：URLの入力ミス
手打ちでWebサイトのアドレス( URL )を入力するケースでは、文字の打ち間違いがもっとも多い原因でしょう。
郵便に例えると、送り先は存在しているもののそこへ届けるべく書いた住所が間違っているのと同じことです。
書いてある住所や番地が間違っていては当然郵便物が届かないのと同じように、Webサイトのアドレス( URL )が間違っていれば受け取ったサーバーは処理のやりようがありません。
解決策は、郵便物に正しい住所を書き直して送りなおすこと。
正確なURLを打ち直して再度サーバーに要求すれば問題は解決します。
原因その２：リンク切れ、リダイレクトミス
郵便物の住所は合っていても、既にそこには住民など宛先の人物や会社が住んでおらずに届けられない場合もあります。
Webでは、ホームページやブログなどのサイトが無くなっていたり、サーバーとの契約期間が終了して表示されないリンク切れに相当します。
また、サイトを他のサーバーに移転したりドメインを変更する際に、訪問者を新しいサイトに誘導するリダイレクトという処理を的確におこなっていないケースもあります。
引っ越しのときに転居届を郵便局に出しそこなって、郵便物が転送されないようなものです。
訪問者側でやれることは、サイトのオーナーにリンク切れを知らせたり、リダイレクトの訂正を促すことになります。
原因その３：リンクパスエラー
サイトの製作者が、訪問者に対して誤ったURLを提示してしまうことによりエラーが起きます。
製作者がテキスト( 文章や文字 )や画像にリンクを設定する際、間違ったアドレス( URL )を入力するケースなどがあります。
郵便物で言えば、ありもしない架空の住所に送りつけるようなものです。
これも前項同様、サイト管理者にパスエラーを報告して対処してもらうしかありません。
まとめ
まとめますと、
・「 Not Found 404 」は、「 HTTP ステータスコード 」の一種で、意味は“サーバーへの要求に誤りがあるための未検出”です。
・「 Not Found 404 」が表示される原因は、URLの入力ミス・リンク切れ・リダイレクトミス・リンクパスエラーのいずれか。
・「 Not Found 404 」が表示された場合の解決方法は、URLの入力ミスが原因の場合は、再度正確なURLを入力しなおす。
・それ以外が原因なら、サイトの製作者( 管理者 )に報告して対処してもらう。
になります。
まずは、URLを間違わないよう、正確に入力することが大切ですね。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
