11月28日(木)午後7時~「 クイズハッカー2時間スペシャル 」が放映されました。
過去特番が放送された先週の土曜日から何度も宣伝されていましたので、ご覧になられた方も多いことと思われます。
ハナオもしっかりリアルタイムで視聴し、録画もキメていましたが……さて、内容の方は?
評価と感想を述べさせていただきます。
- クイズハッカー2時間スペシャルいざ観てガッカリ
- 流れを断ち切る不要な視聴者ヒント
- 多過ぎた回答者と長すぎた尺
- 回答者ベストメンバーの選出
- つまらなくしたミスキャストはこの2人
- 次回のクイズハッカーに期待
クイズハッカー2時間スペシャルいざ観てガッカリ
6月のサタデーネクスト枠でたまたま観て以来、斬新な設定と面白さで、すっかり「 クイズハッカー 」のトリコになってしまったハナオ。
大いに期待して今回の2時間スペシャルを視聴したのですが、思い切り透かされてしまいました。
出題された問題を、いかに素早く正確な答えを導き出すか?
知識よりもスマホ操作と“どんな検索キーワードを選ぶか”の閃きが勝敗の鍵を握る!
この素晴らしいコンセプトを、間違った演出と場違いな回答者でまるっきりダメにできるという良い……いや、悪い見本となっていましたね。
観終わってガッカリしました。
100点満点で20点!
正直言ってつまらなかったです。
では、具体的にどこがいけなかったのか?なぜつまらなくなってしまったのか?
私感になりますが書き連ねてまいります。
流れを断ち切る不要な視聴者ヒント
まずは演出から。
前述のように、このクイズ番組は、出題された問題の答えをいかにスピード検索できるか?が重要なポイントです。
また視聴者も、番組進行に合わせてリアルタイムで検索し、回答陣と正解に辿りつくスピードを競う楽しみ方もできます。
製作側も「 視聴者参加型クイズ番組 」であることを大々的にPRしてきました。
なのに、せっかくの流れをブチ切るような執拗なCM挿入と要らぬヒント。
「 ここで視聴者の皆さんだけに大ヒント! 」
んなものいらないから、早く続きを見せろ!
視聴率が取れるゴールデンタイムの放送なので、CMが多めに入るのは仕方がありません。
スポンサーあってのテレビ番組、いち視聴者としても理解しております。
それにCMの間こっちはトイレに行けますし、今まさに手に持っているスマホでドラクエウォークの戦闘2回くらいはこなせますから。
ただ、出題 → ヒント → CM → 出題( 2回目 ) → やっと回答……、今やクイズ番組で定番となっているこのフローが、いかに独善的な演出であるかを改めて強く認識しました。
番組自体に魅力があれば、こんな煩わしいことしなくても視聴者は浮気なんかしないのですけどね……。
多過ぎた回答者と長すぎた尺
「 クイズハッカー 」の過去2回の放送では回答者が5人でしたが、今回は6人と1人増えていました。
ひとつの回答席に2人とか3人、ひどいときはグループをまとめて押しこむ番組は論外として、「 クイズハッカー 」では5~6人の回答者は適数と思われます。
ところが人選がひどすぎました。
ロクにスマホがいじれず、検索とは何たるかの知識も無い人間を回答席に座らせてはマズイでしょ~。
楽譜も読めず覚えられない楽器初心者ひとりを放り込まれた、そこそこ達者なバンドのようなものです。
バンドのメンバーも聞かされる観客も迷惑至極、なにより音楽になりません。
そもそも、回答出演者12人は多過ぎでした。
6人ずつのクイズバトルが2回と敗者復活戦と決勝戦、それで2時間。
出演者も番組の尺も半分で良かったかなぁ~。
回答者ベストメンバーの選出
そんなわけで、今回の「 クイズハッカー2時間スペシャル 」から“この6人で十分だった”ベストメンバーを選んでみました。
1)回答者としての出演経験で実績も実力も抜きんでていた松丸亮吾さん
2)良くも悪くも言葉を発せばキレッキレで存在感抜群の若槻千夏さん
3)はぁはぁ焦りながら回答を書き込む様が可愛いアイドル枠の伊野尾慧さん
4)笑いに走りながらも精一杯の手抜き無し検索に好感が持てる陣内智則さん
5)スマホ世代のポテンシャルを十二分に発揮し勘所も良かった鈴木福くん
6)検索ワードの選択センスが図抜けていたブルゾンちえみさん
あくまでハナオの独断ですから、異論を唱える方もいらっしゃるかもしれませんね。
つまらなくしたミスキャストはこの2人
逆に不要だった、いない方が絶対に良かったと思わせてくれた回答者も、2
人います。
番組をご覧になっていた方はすぐピンとくるでしょうけど、実名は避けイニシャルトークでまいります。
ひとりは数々の番組で司会をこなす大御所タレントNさん。
前述のスマホがいじれない度合は直視するに堪えがたいレベルの酷さでした。
検索ワードもからっきしの的外れ。
観ているこちらが気の毒になるくらいの晒し者でした。
なんでこの人を番組に呼んだのかな~……?
もうひとりの戦犯は、モデルが本業らしいAさん。
元よりご自分の行動をいちいち実況&解説しないと気が済まないタチのようで、今回も甲高いお声でキンキンと耳に障りまくりでした。
もっとも「 クイズハッカー 」はシステム上、他のクイズ番組に比べると断然回答者の口数が多くなる傾向にありります。
いつもは冷静沈着な松丸亮吾さんも大声ではしゃいだり嘆いたりと、その無邪気さが微笑ましくもあります。
しかし、Aさんはボリュームもトーンも言葉数も他を圧していまして、しかもひとつひとつの発言時間が無駄に長め。
そのせいで同系統に属する?陣内智則さんと吉村崇さんは、だいぶ割を食っていました。
クイズ番組もカテゴリーはバラエティなので、ある程度かっ散らかることがあっても仕方がないにしても、もうちょっとクイズ本来に集中させてもらえるキャスティングにして欲しかったと思います。
次回のクイズハッカーに期待
残念ながらハズレ回となってしまった「 クイズハッカー 」ですが、あまりゴチャゴチャいじくりまわすとコンセプトが希薄になり、せっかくの面白さがスポイルされることがわかりました。
すぐにレギュラー化は無いにしても、SPでの再登場は可能性が高そうです。
ゴールデンタイムでの長尺ではなく、深夜に30分、隔週スパンでシンプルにこっそりやる方が適している気がします。
でも同局お得意の、本放送1分 → CM3分 の無限ループはどうかご勘弁を……。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。