47都道府県別の県民歌と代表的なご当地ソングの紹介の第三十二回目です。
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今回は兵庫県の県民歌とご当地ソングを取り上げます。
日本のちょうどド真ん中 兵庫県
都道府県民の歌「 兵庫県 」
「 ふるさと兵庫」紙ふうせん
後藤悦治郎
1947年に一度は制定されていながら政治的配慮により制定そのものが否定されている微妙な立場の「 兵庫県民歌 」( 作詞:野口猛 作曲:信時潔 )なる歌はありますが、2006年の国民体育大会開催に際して作られた「 ふるさと兵庫 」が事実上県民歌として認知されています。
歌っているのは、「 冬が来る前に 」などで知られるフォークデュオの紙ふうせんで、ふたりは尼崎北高校の同級生でした。
兵庫県のご当地ソング
「 阪神タイガースの歌 」
作詞:佐藤惣之助 作曲:古関裕而
いわゆる“六甲おろし”。
1936年に「 大阪タイガースの歌 」として発表され、1961年の球団名変更に合せてタイトルも変えられました。
2016年から甲子園球場ではトラファンの有名人がリレーで歌う「 みんなで六甲おろし 」が流されています。
「 すみれの花咲く頃 」宝塚歌劇団
作詞:白井鐵造 作曲:フランツ・デーレ
日本は元より世界にその名を轟かす、女性メンバーのみによるエンターテイメントの最高峰に君臨する歌劇団のシンボルソング。
原曲はドイツ歌劇の挿入歌の「 再び白いライラックが咲いたら 」で、「 リラの花咲く頃 」のタイトルで歌われることもあります。
「 そして、神戸 」内山田洋とクールファイブ
作詞:千家和也 作曲:浜圭介
1972年11月15日発売、内山田洋とクールファイブの14枚目のシングル曲。
独特の抑揚を付けて歌う前川清さんの「 神戸~~ 」の出だしが耳に残ります。
「 泣いてみりゃいいじゃん 」近藤真彦
作詞:康珍化 作曲:筒美京平
1987年9月18日に発売された近藤真彦さんの25枚目シングル曲。
歌詞中に登場する横浜市と神戸市のご当地ソングとして認知されています。
「 冒険でしょでしょ? 」平野綾
作詞:畑亜貴 作曲:冨田暁子
谷川流先生の作品を原作とするアニメ作品「 涼宮ハルヒの憂鬱 」TV放映第1期のオープニングテーマ。
物語の舞台は作者の出身地でもある西宮市と言われ、そこかしこは巡礼すべき聖地だらけとなっています。
「 ヒカリノアトリエ 」Mr.Children
作詞・作曲:桜井和寿
2017年1月11日リリース、ミスチル36枚目のシングル曲。
2016年に放映されたNHK連続ドラマ小説「 べっぴんさん 」のオープニングテーマに用いられました。
神戸生まれのヒロイン坂東すみれを演じたのは芳根京子さん。
実在の女性をモデルにアパレルメーカー立ち上げまでの奮闘をドラマ化しました。
「 埴生の宿 」Amelita Galli-Curci
「 ホーム・スイート・ホーム 」の原題を持つイングランド民謡で、野坂昭如先生原作・宮崎駿監督作品のアニメ映画「 火垂るの墓 」のラストで、蓄音機からこの歌が流れてきます。
悲劇の舞台は神戸市と西宮市、個人的には宮崎作品でもっとも苦手な作品ですが、涙耐性に自信がある方は是非ご覧いただきたい名作です。
火垂るの墓 [DVD]
「 泣いたりしないで 」福山雅治
作詞・作曲:福山雅治
2004年12月1日発売、福山雅治さん19枚目のシングル曲。
同年放送のNHK連続ドラマ小説「 わかば 」の主題歌に使われました。
阪神・淡路大震災からの復興とともに成長していくヒロインを原田夏希さんが熱演しました。
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次回は奈良県の歌をご紹介します。