人気お笑いコンビチュートリアルの徳井義実さんが、彼の個人事務所での申告漏れを国税庁に指摘されていたことが発覚しニュースになっています。
よくある話……で済ませられる問題ではありませんが、今回はそれにしてもな仰天情報が次から次へとバンバン飛び込んできて、脳内整理が追いつきません。
事の起こりから現時点での徳井さんを取り巻く周りの対応、そして近未来に起こるかもしれない最悪のシナリオまで含めて整理してみました。
徳井さん、7年間でなんと1億2千万円の申告漏れ
徳井さんは個人で設立した株式会社チューリップを通して、所属する吉本興業からのギャラを受け取っていらっしゃいました。
ギャラや出演料などの受け皿として、いわゆるペーパーカンパニーを設ける芸能人やスポーツ選手は数多くいます。
ギャラなんか直接受け取れば良いだろうと思われるのに、なにゆえそんな手間のかかることをするのかと言いますと、その理由は個人と法人の税率の違い。
所属税だと最大45%もかかるところを、法人税では23.2%までと優遇されているのです。
これによって節税が可能になるわけですが、ここにまたひと手間ふた手間かけることによって節税が脱税へと姿を変えます。
脱税の方法は主に3つ。
実際と異なる少ない金額を申告する「 過少申告 」と、不正な小細工を施して申告内容を胡麻化す「 無申告逋脱( ほだつ ) 」、申告自体を完全にブッチする「 単純無申告 」があります。
今回の徳井さんのケースは、2012年から2015年までの4年間は「 過少申告 」、2016年から2018年までの3年間は「 単純無申告 」で、全部合わせるとなんと1億2千万円という驚愕の金額に達します。
メディアでは一貫して「 申告漏れ 」と表していますけど、「 申告漏れ 」には“うっかり”のニュアンスがどうしても絡みつきます。
“故意”におこなったとすれば「 所得隠し 」いわゆる「 脱税 」の呼称へとグレードアップ?しますが、今のところ公式には用いられていないようです。
徳井さん、まさかの申告漏れの理由は?
全容は省きますが、徳井さんは23日の会見でこう述べられています。
税金を払う意思はあったが、ルーズさがゆえどんどん先延ばしになってしまった
ハナオも料金の支払いをうっかり失念し、電話を2回止められたことが実績持ちですので偉そうな口を叩ける身分ではありませんけど、さすがにこれにはリアクションを失いました。
こういう身の始末をきちんとつけられない人って案外多いと思います。
2012年から4年間のプライベートな出費を経費として計上した件も、悪意というより怠惰が為せる業だと考えられましたし。
にしても近々3年間の無申告は合わせて1億円ですよ!
普通の感覚なら、いや、相当鈍感な人間でも、自分の周りでこれだけの大金が動いていることに気づかないことはまずありえません。
徳井さんもおかかえの税理士さんから示唆はされていたそうで、それでもほったらかしにしていたとなると、もう常人の理解の範疇には収まりません。
徳井さんを待ち受ける最悪のシナリオ
今回の申告漏れに対して、徳井さんは2018年12月に重加算税等を含めた追徴税額あわせて約3400万円の納税と修正申告を済ませています。
情報のリーク元はどうやら国税当局のようなので、一応の幕引きは終わったかに思われます。
しかし、今後もし新たにもしくは別件の申告漏れが発覚した場合、逮捕に至る可能性はまだ残ります。
違法薬物の摘発同様、知名度の高い芸能人には人身御供にされる恐れがある、という情報筋の見方は強いようです。
あくまでも最悪のシナリオとしての話ですが。
ところで、今回の申告漏れは芸能人としての徳井さんの活動にも多大な影響を与えるはず……なのですが、どうも周囲の足並みが揃わなすぎなことが、こちらの脳内パニックに拍車をかけます。
国営放送や企業CMは早速放送の見合わせや差し替えなどの引いた対応を示しましたが、肝心の所属事務所のおとがめ無しや某民放TV局の従来通りの出演は、さすがに神経を疑います。
彼のファンは引き続き応援して差し上げて欲しいですし、いつの日かまたTVや舞台でイケメンぶりを発揮して欲しいと願ってやみませんけど、無罪放免の扱いはいけません。
徳井さんご自身のためにも、道義に反する悪しき模範例に嵌めてはなりません。
周囲の間違った対応が、更に逆風を強める結果になるであろうことは容易に想像ができますものね。
まとめ
以上、チュート徳井さん脱税バレて大ピンチ!最悪逮捕の可能性もアリ、について取り上げました。
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まだ当分の間は世間の注目を集め議論が過熱していくのは間違いがありません。
このブログでも追って記事に取り上げてみたいと思います。