演歌の大御所であり、「 俺はぜったい!プレスリー 」や「 俺ら東京さ行ぐだ 」などの自作のコミックソングでも有名なシンガーソングライターの吉幾三さんが9月12日にリリースしたラップ「 TSUGARU 」がネット上で話題になっています。
すべて津軽弁の歌詞が「 意味不明 」「 わからない 」「 誰か通訳してください 」と、今まで聞いたこともないコメント多数でバズっているとのこと。
そこで、理解不能と言われる歌詞の意味を通訳してみます。
Youtubeで配信・津軽弁ラップ「 TSUGARU 」
まずは聴いてみてください、「 TSUGARU 」。
吉幾三「TSUGARU」MV(2019年9月12日配信リリース)
既に再生回数は21万回を超えています。
「 TSUGARU 」の歌詞を通訳
動画コメントのところに既に通訳をしている方がいらっしゃいまして、それを参考にしつつも若干解釈が違っていましたので、ネットの津軽弁講座と北国生まれの友人に協力してもらってハナオ流に訳してみました。
※コメント欄にて多数誤訳のご指摘をいただきましたので修正いたしました。(9月20日 6:50再追記)
お前のところのおじいさんはどうしている?
うちのおじいさんは去年死んだよ
お前の長男はどうしている?
うちの長男か 知らないな
関東の方に行ったと聞いたよ
関東のどこに行ったんだ?
全然わからないよ 俺の息子のことは
バカでバカで仕方がないよ
お前の長女はどうしている?
うちの長女はアメリカに行ったよ
嫁になって何年も経つけど
(こちらに)戻ってこないバカ娘だよ
子供ができたときいたけど
男の子なのか? 女の子だな
お祝いのお金も包んであげらなくて
本当に迷惑かけて申し訳ございませんね
喋れば「口数が多いやつ」と言いふらされるし
喋らなくても「物言わなすぎ」とふれまわされる
喋った方が良いのか悪いのか
喋らない方が良いのか悪いのか
春・夏・秋・冬、知っているか
(桜の)花が咲き、ねぶた祭、紅葉と
雪降る厳しい四季を感じ
生きていることを知っているか
ヘイ、ヘイ、ヘイ……
津軽の言葉をなめるなよ
いくらでも(雪が)降ってくる昨日の夜から
どこも行けないよ これじゃ
滑ってコケたんだあの橋で
アゴを欄干にぶつけたよ
額とお尻にイボが出来た
今から行くんだ医者のところへ
なぜだか知らないが昨日の夜から
痛くて仕方がないので(医者に)行ってくる
太股と膝が(痛くて)辛いので
そこのところも医者に診てもらって
温泉にも入ってくるからね 今日は
夜には戻ってくるから うちに来ないか?
もやしとねぎ入りの モツ(鍋)食べようよ
一杯やろうよ 今夜来いよ
女房はいないし (他に)誰もいない
電話をかけるよ (家に)戻ったらね
喋れば「口数が多いやつ」と言いふらされるし
喋らなくても「物言わなすぎ」とふれまわされる
喋った方が良いのか悪いのか
喋らない方が良いのか悪いのか
今なら会えるから帰りなよ
季節は自然に待っている
何年ふるさとに背を向けるんだ?
そのうち絶対にバチが当たるぞ
ヘイ、ヘイ、ヘイ……
生まれた津軽をなめるなよ
青森 弘前 五所川原
八戸 むつに 鯵ヶ沢
食べ物は美味いし お酒も言うに及ばず
三方を海に囲まれて
それでも出ていくバカな子がいる
戻ってこないだろ子供たち
帰ってしまうときにお土産は持たせてあげるけれど
持ってくるときはいつもお土産なんか持ってきたことないよ
菓子なんかいらないからお金をくれ
田畑や山林はどうするつもりだ?
(俺が)死んだら売るつもりだろう 何もやらないぞ
100歳まで生きるぞ 何もやらないぞ
化けて出てやる 死んでから
枕元に立ってやる
覚えておけよ このクソガキめ
お前だって歳を取ったら同じようになるんだ
喋れば「口数が多いやつ」と言いふらされるし
喋らなくても「物言わなすぎ」とふれまわされる
喋った方が良いのか悪いのか
喋らない方が良いのか悪いのか
幸せなんだと思うなら
生んだ両親に会いに来な
何回来ても顔を見られるだろ
19歳や20歳のガキじゃないんだから
ヘイ、ヘイ、ヘイ……
青森全部をなめるなよ
まとめ
以上、吉幾三話題のラップ「TSUGARU」の歌詞の意味を通訳してみました、でした。
文脈の意味を通るように訳すのが、マジ大変でした……。
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今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。