GWが終わってしまいました。
いつものことながら、連休中って時間が光の速さで過ぎていきますよねぇ。
そして次にやってくるのが梅雨、平年では入梅が6月7日、あと1ヶ月ほどです。
来ないといろいろ困るらしい梅雨ですが、蛇の目でお迎えにきてくれる姉さんがいないハナオにはちっとも嬉しくありません。
憂鬱なだけです。
だからと言って、ただ膝小僧抱えて淀んでばかりもいられいないのが近頃の梅雨。
昔は「風呂桶をひっくり返したような雨」なんて言っていましたが、地球温暖化による異常気象で昨今は「25mプールの底が抜けたごとくの豪雨」で水害・災害が当たり前のように起きています。
他人事ではありません、備えましょう。
そんなわけで今回からは、梅雨のトラブルに備えておきたい、ちょっと忘れがちなアイテムを7つ選び、1つずつじっくり解説したいと思います。
第1回目は「合羽(かっぱ)」です。
傘より便利!両手が自由になる合羽がおすすめ
ほとんどのご家庭では住人を上回る本数の傘をお持ちのことと思われます。
ま、雨が降ったら傘でしのぐのは当たり前、通常の雨ならこれで十分です。
ただ、傘を差したら片手が塞がります。
ハナオの知る限り概ね人間は多くても2本しか手が無いみたなので、傘を差したら残りは1本になります。
雨の降る中、愛犬と近所を散歩するやら、コンビニに買い物に行くとかだけなら傘で十分です。
でも、いざ雨中でなにかしらの作業が必要になったとして、上向きに刺し続けなければならない傘は不便でこのうえありません。
昨年、お隣さんが雨の中で水が溢れた側溝からシャベルで土砂や堆積物を掘り出していたのですが、旦那さんがシャベルを持つ横で奥さんがその上に傘を差しかけていらっしゃいました。
夫婦愛をも感じる微笑ましい光景ではありましたがなんと非効率的な!合羽着てれば2人でそれぞれ別の作業ができるではないですか!
これが傘には無い合羽最大のメリット。
ボタンひとつ数秒で開く傘は簡便にて必須ですが、装着に2~3分かかっても両手フリーの合羽は、梅雨に備えて是非用意しておきたいアイテムです。
合羽を選ぶ際に重視したい4つのポイント
いまどき合羽なんか100円ショップでも手に入りますが、どうせ買うならしっかりと選定し、買って後悔の無いものを選びましょう。
合羽を選ぶ際に重視したいポイントを4つ説明いたします。
1、素材
問「合羽は何でできていますか?」
答「ビニール」
正解です。
正解ですけれど、ひとくちにビニールと言っても実は合羽の素材は多岐に渡ってそれぞれ特徴を持ち、いざ着用してみると意外と違いを感じるものです。
代表的な素材と各々の特徴は以下のとおりです。
PVC(ポリ塩化ビニル)
比較的安価で手軽に入手しやすいPVCのウリは防水性に優れていること。
雨水を完全にシャットアウトできます。
がゆえ、通気性が悪く、装着時に蒸れやすいという欠点を持ちます。
また、摩擦や紫外線に弱く、耐久性は他の素材に一歩も二歩も譲ります。
ナイロン
ナイロンは軽量かつ柔軟性があるので、装着時の動きやすさに勝ります。
また、水分を拭き取ったときなどにすぐ乾く、いわゆる速乾性の良さも長所です。
さらに、撥水性や耐摩耗性にも優れていて、長期間の使用することも可能です。
ポリエステル
ポリエステルも、軽量で柔軟性があり速乾性にも優れているというナイロンと同じ特性を持ちます。
プラス、耐久性はナイロンより優れ、さらに長期間の使用にも向いています。
ただし、防水性にはやや劣るという欠点があるため、激しい雨の中で着るのはおすすめできません。
ゴアテックス
合羽には、あまり聴き馴染みが無いかもしれませんが、ゴアテックスという素材もあります。
ゴアテックスの特徴は、高い防水性と通気性の良さ。
ですから、横殴りの雨でも快適に?着用することができます。
その代わり、値段はちょっとお高め、懐に余裕が無いとホイホイ気軽に購入はできないかもしれません。
いかほどのものかは、下記のリンクで確認してみてください……ちょっと驚くかも。
2、サイズ
せっかく良い素材の合羽を選んでも、サイズが合わないとその性能を十分に発揮しきれない場合もあります。
次のポイントをしっかりチェックして選びましょう。
体型や動きの幅に合わせたサイズ選び
合羽は、身体にピタリと密着しているより、幾分ゆとりのあるサイズを選ぶのが一般的です。
でも、大きすぎるサイズを着ると、合羽自体が抵抗要素となって動きにくくなります。
自分の体型や動きの幅に合わせて選ぶようにしましょう。
袖丈や着丈の確認
過去にハナオが購入した合羽のほとんどは、実際に着てみると袖丈があっていませんでした。
それがなんか気持ち悪くてね、一刻も早く脱ぎたくなったことは数知れず……。
そのように、合羽の袖丈、そして着丈は、自分の身長や腕の長さに合わせて選ぶことをおすすめします。
いずれも短すぎるのはNGで、迷ったら袖丈の長いもの、着丈の大きいものを選んだ方が後悔はしないと思います。
フードのサイズや調整機能の確認
合羽のフードは、風雨から頭部を守るために重要なパーツです。
フードのサイズが大きすぎると、視界を妨げることがあります。
また、フードに調整機能があると、風や雨の強い日でも快適に着用することができます。
着用時の重ね着を考慮する
合羽は、季節や気温に応じて、他の衣類との重ね着をすることがあります。
重ね着を考慮して、サイズを選ぶことで、防寒性や体温調整のしやすさを確保することができます。
3、機能性
次は合羽を選ぶ際に注視したい機能性についてのポイントです。
以下に、挙げてみます。
防水性
素材の項目でも何度もお目に罹ったフレーズの「防水性」、合羽のそもそもの目的からしてこれた最重要ポイントなのは言うまでもありません。
耐水性や撥水性の高い素材を選ぶことが大切はもちろん、縫い目やファスナーの部分にもしっかりと防水加工がされているかもチェックしましょう。
通気性
防水性の次はやはりこれ、ハンパない高湿度の場所で汗をかく作業時に着るわけですから、減量の励むボクサーの真似はできれば避けたいところ。
通気性が高い素材を選ぶことと、合羽選びに直接関係はありませんが、装着時の服装を考慮を置くことでかなり不快感を軽減することができます。
耐久性
雨の中で泥や木片に塗れて作業する可能性も考えれば、高い素材や縫製の合羽を選ぶことが必要です。
釣りやキャンプなどアウトドア用の合羽はこれらを備えたものが多く、検討してみることも良いかもしれません。。
軽量性/収納性
着用時に負担が少なく、持ち運びに便利な軽量素材の合羽かどうかも目的に合わせて検討しましょう。
通常時も携帯していれば、出先でのゲリラ豪雨など突発の緊急時にも役に立ちます。
その他の機能性
そのほかにも、合羽には機能性を高めるためのいろいろな機能があります。
例えば、通気口や脇のジッパーなどの設計があることで、蒸れやムレを軽減することができます。
小物を収納できるポケットが付いている、できれば深めかつ簡単に物の出し入れできるもの。
また、反射材や安全色を使用した合羽は、夜間や悪天候時での装着者の視認性を高めてくれます。
合羽はどこで買ったら良いのか?
合羽は様々な場所で購入することができます。
おすすめの購入先をいくつか挙げてみます。
1、アウトドア用品店
防水性や耐久性に優れた合羽が多く販売されています。
また、専門スタッフがいるため、自分に合った合羽の選び方や使い方についてアドバイスを受けることができます。
2、スポーツ用品店
ランニングやウォーキングなどのアクティビティに適した合羽が販売されていて、各ブランドから様々なデザインや機能性に優れた商品が展開されています。
ただ、雨中の作業がシチュエーションの合羽を選ぶ、という点では目的とズレているかもしれません。
3、ホームセンター
幹線道路を走ればすぐに見つかるホームセンターは、誰もが最初に思いつく合羽の購入先。
災害時の備えのコーナーを持つ店舗も多く、家庭用の合羽や軽量な合羽など、様々な種類の商品が取り扱われています。
別記事で取り上げる「梅雨のトラブルに備える!用意しておきたい最強アイテム」のほとんどもここに置いてあるため、ついで買い・まとめ買いもできる、まさに最強スポットです。
4、オンラインショップ
各種メーカーのホームページ・Amazonや楽天などオンラインショップでは、素材・機能・値段など多様な項目に合わせた様々な種類の合羽の購入が可能です。
また、商品の比較や口コミなどを参考にして、自分に合った商品を選ぶこともできます。
ちなみに、ハナオ自身が合羽を選ぶ際に、真っ先に向かうお店はワークマンです。
買う買わないはまた別としてですけどねw
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次回は「梅雨のトラブルに備える!用意しておきたい最強アイテム7選【②長靴】についてです。
最後までお読みいただきありがとうございました