音のブログ

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「 Always Be With You 」角松敏生

「 Always Be With You 」角松敏生
作詞・作曲:角松敏生
2002年5月22日発売

 

こんにちは、牛丼や豚骨ラーメンから苦手な紅ショウガをそっと除けて食べる男、ハナオです。

 

今回のイントロが無い名曲たちは、角松敏生の「 Always Be With You 」を取り上げます。

 

 

角松敏生29枚目のシングル曲

「 Always Be With You 」は、角松敏生デビュー20周年に発売されたシングルの表題曲です。

 

角松敏生は、洗練された楽曲センスを持つ、プロのミュージシャンたちからも一目置かれいるシティポップの担い手です。

 

歌が上手くて作詞の才があり生み出す旋律は華美、コーラスもアレンジもコードプログレッションのどれをとっても一流でしかもルックスも悪くない( それって音楽と関係あるのかな? )のに、世間一般には彼自身の楽曲よりも杏里や中山美穂など他者のプロデュースの方が注目されがちでした。

 

角松敏生はそのジレンマに悩んでいたらしいのですが、ハナオや同朋たちは「 ミーハーではない、知る人ぞ知る玄人受けする 」職人だからこその特別な存在として見ていました。

 

楽曲の特長

「 Always Be With You 」にイントロは無く、1拍目はシンセ系パーカッションとピアノの単音に合わせて深めにリバーブがかかったバスドラムがひと打ち、歌は2拍目から始まります。

 

AメロからBメロへの変わり目から下属調へと転調、サビで元の調へと復帰、間奏のギターソロとそれに続くDメロ部分でも同様に転調、これらは角松音楽でよくある仕掛けです。

 

曲の旋律は雅楽を連想させますが、これには理由があり後述します。

 

角松敏生ならではの本人多重録音によるバックコーラスが、ミディアムテンポに心地よく響きます。

 

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photo by 写真AC

 

映画「 白い船 」主題歌

「 Always Be With You 」は、映画「 白い船 」の主題歌でもあり、サントラ版に別バージョンも収録されています。

 

「 白い船 」は2002年7月に公開された、実話を元にした脚本の日本映画です。

 

島根の海を舞台に、美しい風景とそこで暮らす優しくも素朴な人たちの生きる様を描いた心やすらぐ良作で、宇宙人や怪獣は出現しなく派手な戦闘シーンも無いにも関わらず? ハナオの琴線に触れてジーンときてしまいました。

 

確か文部省の指定映画にも選ばれたのではなかったかな?

 

「 Always Be With You 」は劇途中まではまったく登場せず、物語終盤になってやっとインストがキャッチのように流れてきます。

 

不思議な使われ方をしていますね~。

 

無粋ながら、「 Always Be With You 」は最初から「 白い船 」の主題歌に決まっていたわけではなく、撮影開始からかなり後半、ひょっとしたら編集までかなり進んだ段階で急遽取り入れられた歌ではないかと、勝手に推察いたしました。

 

映画のエンディングでは島根の伝統芸能塩津神楽の舞が映され、そこにフルコーラスの流れる歌が絶妙にマッチしています。

 

角松敏生はこの映画のコンセプトに沿い、撮影地塩津神楽の囃子にアイヌ楽器のトンコリと琉球音楽を融合させた音楽を作ったのだそうです。

 

確かに雅( みやび )の趣を感じますね~、ヨナ抜き音階を用いているわけでもないのに……不思議だ。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。