音楽視聴を取り巻く環境は日々目まぐるしく変化し続けています。
メディア型から配信型へ、ダウンロードサービスからストリーミングサービス( サブスクリプション )へ……。
ハナオも配信は利用しないこともありませんけど、やはり聴くには音にこだわりたい!ということで今でもCDは毎月数枚のペースで購入しています。
今回は、旅先でCDを探す習性を持つハナオの経験と実績によるとっておきのCDの意外な購入先をお教えします。
古いCD目的なら個人店舗
買うCDが決まっているピンポイントはネットショッピングが便利ですが、フラリとショップに立ち寄っての発掘衝動買いはネットでは味わえない楽しさがあります。
いわゆる大手チェーン系店舗はどこもラインナップが同じ且つ大概ネットの方が安価ゆえ食指が動くことは稀で、主に個人経営の店舗を狙っていきます。
古い商店街にひっそりと建っていて年配のご夫婦とかで営まれている昔ながらのレコード屋( !? )には、とっくに廃盤になったお宝CDが眠っています。
帯やブックレットが日焼けですっかり色落ちしたCDが実はネットではめったに見かけないようなプレミア物だった!!……なんて話も夢物語ではなく、ハナオ自身そんなCDを何枚も発掘してきました。
例を挙げてみますと……
・せきぐちゆき「 うたかたの唄 」
・ちゃんちゃこ「 ちゃんちゃこベストセレクション 」
・格闘技PRIDE「 BGM集 」
・アニメ家庭教師ヒットマン「 REBORN!OP&ED主題歌バトル 」
・柳ジョージ「 30th 1969~1999 」
・光GENJI「 TRY TO REMEMBER/SUPER BEST 」
・冨田功「 源氏物語幻想交響絵巻 」
・宗次郎「 フォレスト 」
・尾崎豊「 TEENBEAT BOX ~13th MEMORIAL VERSION~ 」
・アニメ・マジンガーZ「 マジンガーZ ETERNAL EDITION 」
などなど……。
中古はまだしも、未開封の新品はまず出回らない幻の逸品ばかりです。
残念なことに、個人のCD販売店は、時代の波に押され、また経営者の高齢化等が原因で次々に閉店していっています。
しかし、タイミング良く閉店セールにぶつかればとんでもない量のCDを超格安で購入することもできます。
上の画像は過去最高、1日で162枚を購入したときのもので、なんと全品8割引き!!
I県H市の駅前にあったレコード屋さんでのこと。
信じる信じないはあなた次第……。
CDショップ以外の購入先
CDが売っている店舗はレコード屋やCDショップだけに限りません。
iタウンページやgoogleマップの検索では見つからないCDの購入先には、以下の店があります。
電気屋
電気屋といっても大型家電量販店ではなく、これも個人経営の街の電気屋さんです。
店の片隅にひっそりとCDが並んでいたりします。
割合としては30軒に1軒あるかないかくらい、あまり高い確率ではありません。
例えば……
2014年8月某日に中部地方の山間で見つけた電気店ではダンボール箱に投げ売りされていたCDを購入。
今も保存しているそのときのレシートによれば支払いは4790円で、定価のままだったら36227円だとハナオ自身の手で嬉しそうに書き記してありました( 笑 )
本屋
こちらも有名チェーン店にあらず、中規模クラスの本屋の一角にCDコーナーが設置されている店があります。
個人経営の小さな本屋でCDを見つけた記憶は無いかな~。
ハナオが住む街にはその手の店が2軒ありまして、年に2回くらい全品割引セールでアルバムCDが1枚300円や500円均一になっていました。
そのときを狙って爆買いし、多いときは50枚以上購入したこともあります。
残念なことに今はどちらも閉店してしまいました。
あと、F県北西部の山の中にある書店でもまとめ買いをした記憶があります。
ここは定価の半額とちょっと渋めでしたが、ネットで検索したら今も営業をしているみたいです。
リサイクルショップ
リサイクルショップは主に中古CDを見つけるために入ることが多いのですが、やはり大手ではない地域限定や個人の店なら未開封の新品CDを見つけることは珍しくありません。
ただし、握手券目当てアイドルの大量購入流れ物や、どうみても正規の販売品に思えない怪しさプンプンなガッカリ度の高いものにも頻繁に出会います。
リサイクルショップでの狙い目は、シングルCDの未開封品になります。
昨年夏にはT県北端の川沿いにあった閉店セール中のリサイクルショップで、スチール本棚にそんなCDがごっそり突き刺さっていて驚きました。
単価は1枚50円で77枚購入、定価は700~1000円弱くらいで平均あたりで800円としても61600円の商品を3850円(税抜き)で買えたことになります、スゴイでしょ!
でもそのときはYAMAHAのショルダーキーボードSHS10の完品が500円で売っていて、そちらの方で興奮MAXに達してしまいました。
超穴場のCD購入先とは
実は上記の店舗はCD購入先としては“よく知られた穴場”ばかりで、転売を生業とする皆さんにとっては常識化しています。
そんな方々でもほとんど知られていないCDの超穴場のお店があります。
荒らされるのが嫌なので本当はバラしたくないのですが、今回は思い切ってご披露します。
それは……
時計専門店です!!
不思議でしょ? なぜ時計屋さんでCDなのか?
ではその理由をご説明いたします。
その店でCDが販売されている理由
日本でレコード盤が発売された頃、ディスクの再生は蓄音機を用いていました。
蓄音機の中にはぜんまいが使われており、同じく仕組みにぜんまいが組み込まれていたつながりで修理や部品の販売は時計屋が請け負っていました。
蓄音機を扱っていたがゆえ、レコードも普通に時計屋の店頭に置いて一緒に販売していたそうです。
メディアがレコードからCDにシフトしてもそのまま販売を続けた店も多く、今でもCDが在庫として残っている場合がある、というわけなのです。
CD購入時の注意点
本業が時計の販売・修理なのでCDを値引きして売るケースは稀ですが、新品プレミアや廃盤品になっている超レアものが当たり前のように並んでいたり、店頭に見当たらなくても倉庫などにしまってある場合があります。
いかにも時計を買うような顔して店内に入り、「 そういえば昔は時計屋さんでもレコードやCDを売っていたらしいですね 」と雑談風に探りを入れたら裏からごっそりとお宝を持ち出してくれたうれしいサプライズも経験しました。
もちろん古くから営んでいる時計店が対象ですけど、一見店構えが新しくとも実は歴史ある店が改装したケースもありえるのでリサーチしてみましょう。
時計専門店の多くは、ネットの店舗検索で「 CD販売店 」としてはまずヒットしませんので先行者に荒らされていないというメリットもあります……この記事が見つかってしまうまでの話ですが。
時計専門店でCDを見つけられる確率は1割を下回ります。
でも、運よくそういう店に巡り会えたら超ラッキー!
間違いなく長居をすることになるので、お店の方にきちんと断ってから物色をさせてもらいましょう。
あと、できれば時計に関する専門知識も勉強しておくと、店員さんとのコミュニケーションが円滑になり思わぬ値引きやオマケをしてくれる可能性もありますよ。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。