47都道府県別の県民歌と代表的なご当地ソングの紹介の第十三回目です。
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今回から3回連続で東京都の都民歌とご当地ソングを取り上げてまいります。
Old meets New 東京都
都道府県民の歌「 東京都 」
「 東京都歌 」
作詞:原田重久 補作詞:深尾須磨子 作曲:加須屋博
1947年に制定された東京都民の歌で、アレンジのみを変えた「 行進曲 東京都 」と、1926年制定の「 東京市歌 」も位置づけは都民の歌になっています。
都の式典やイベントでは「 君が代 」の方が使われてしまうため、都民の歌の認知度は高くないようです。
東京都のご当地ソング
「 東京音頭 」
作詞:西條八十 作曲:中山晋平
日比谷公園の盆踊り用の楽曲からはじまり、今や都民に愛され東京都のスタンダードナンバー。
人の姿をしたツバメの親分である岡田さんと名乗る方が、神宮を拠点にビニール傘を振り回しながらこの音頭を歌い踊る宗教を流布させました。
YGファンのハナオでさえ、ホームラン打たれたのが江川なのにも関わらず、危うく一緒に踊りかかったほど恐ろしい洗脳力を秘めた祝詞なのです。
「 東京ららばい 」中原理恵
作詞: 松本隆 作曲: 筒美京平
1978年3月21日にリリースされた、中原理恵さんのデビューシングル。
東京湾、山の手通り、( 東京 )タワーが歌詞中に登場した、“おしゃれシティ東京”のイメージソング的役割を担いました。
「 六本木心中 」アン・ルイス
作詞・作曲:湯川れい子
1984年に発売された、アン・ルイスさんの唯一のシングル曲。
時代と世代を超えて多くの人に愛され、のちに相川七瀬さんもカバーしています。
歌のモデルが吉川晃司さんであることを作詞者の湯川さんが公言しています。
なお、タイトル以外に“六本木”の言葉は出てきません。
「 雨の西麻布 」とんねるず
作詞:秋元康 作曲:見岳章
1985年9月5日発売、お笑いコンビとんねるずの5枚目のシングル曲。
西麻布は六本木に隣接する地域ですが、やたら大使館が多くあるイメージの街です。
「檄!帝国華撃団 」真宮寺さくら&帝国歌撃団
作詞:広井王子 作曲:田中公平
セガ・エンタープライゼスのコンシューマー用ゲーム「 サクラ大戦 」シリーズの主題歌。
花組の拠点の大帝国劇場は銀座にある設定です。
ハナオも「 サクラ大戦 」はゲームにOVAにとドハマリしました。
「 ラブ・ストーリーは突然に 」小田和正
作詞・作曲:小田和正
「 Oh!Yarh! 」とのダブルA面で1991年2月6日リリースされた、売上260万枚の小田和正さんを代表する大ヒットソング。
鈴木保奈美さんと織田裕二さん主演のドラマ「 東京ラブストーリー 」の主題歌として広く認知され、昨年9月の再放送ではバブル期の東京を知らない若い世代の視聴者の支持も集めて話題になりました。
「 葛飾ラプソディー 」堂島孝平
作詞:森雪之丞 作曲:堂島孝平
秋元治先生作の国民的人気漫画「 こちら葛飾区亀有公園前派出所 」のアニメ版三代目オープニング主題歌。
帝釈天や水元公園(ごんぱち池)など、葛飾の名所が歌詞に登場しています。
「 贈る言葉 」海援隊
作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣
1979年11月1日発売、海援隊16枚目のシングル曲にしてミリオンセラーを記録したグループの代表曲です。
TBSドラマ「 3年B組金八先生 」1stシーズンの主題歌で、多くの学校の卒業式で歌いまくられました。
ドラマ舞台の桜中学校は特定の区の設定はありませんでしたが、足立区第二中学校が撮影に使用されており、荒川河川敷のオープニグも同全シリーズの定番です。
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次回も東京都の歌をご紹介します。