「 エボ★レボリューション 」mihimaru GT
作詞:hiroko、mitsuyuki miyake
作曲:HIKARI、mitsuyuki miyake
編曲:守尾崇
2011年8月3日発売
中学生のときの50m走タイムは7秒1、ハナオです。
今回のイントロが短い名曲たちは、mihimaru GTの「 エボ★レボリューション 」を取り上げます。
「 エボ★レボリューション 」について
mihimaru GTのシングル表題歌
「 エボ★レボリューション 」はmihimaru GTの26枚目のシングルタイトルソングです。
mihimaru GTは、2003年から活動を開始したhirokoとmiyakeの女男2人組ユニット。
不思議なネーミングのグループ名は、miyakeの“mi”とhirokoの“hi”、船舶名に使われる“丸”、そして車のグランツーリスモの略称“GT”の合成でつけられたそうです。
MCとDJを用いたヒップホップ要素をポップスに取り入れた“ヒップポップ”サウンドを持ち味としました。
“ヒップポップ”は、先日惜しまれつつ引退した平成の歌姫こと安室奈美恵もカテゴライズアーティストでしたし、嵐の「 COOL&SOUL 」のAメロの歌詞中にもワードとして登場しています。
mihimaru GTは、2006年には「 気分上々↑↑ 」をヒットさせNHK紅白歌合戦のトップバッターも務めましたが、2013年大晦日を以ってグループとしてのふたりの活動は無期限停止となっています。
10th Anniversary BEST 2003‐2013
ドラマ主題歌にタイアップ
「 エボ★レボリューション 」は、2011年7月8日から9月23日までテレビ東京系列ドラマ24枠の「 勇者ヨシヒコと魔王の城 」のオープニングテーマに使われていました。
「 勇者ヨシヒコと魔王の城 」は、福田洋一監督の某RPGゲーム風( 丸パクリ? )脱力系ドラマ。
“予算の少ない冒険活劇”と最初から開き直った製作陣の、それでも手作りの一生懸命感が視聴者はもとより業界内外で大ウケして、、第二章「 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 」、第三章「 勇者ヨシヒコと導かれし七人 」と続編が放映されています。
ハナオももちろん「 勇者ヨシヒコ 」シリーズの大ファンでして、第四章の製作発表を心待ちにしております。
主演の山田孝之、脇を固めるレギュラー陣の宅麻伸、ムロツヨシ、木南晴夏、佐藤二朗が総じてこの作品での怪演ぶりで人気に拍車がかかっています。
主題歌は第二章はストレイテナーの「 From Noon Till Dawn 」、第三章がJAM Projectの「 The Brave 」と変わっているものの、第一章の「 エボ★レボリューション 」がインパクトありすぎでヨシヒコファンいわく“主題歌といえばやっぱりこれ”と別格扱いのようです。
楽曲のコンセプトは「 ファンクチューン 」
前述のように、mihimaru GTのサウンドはヒップホップテイストのポップスですが、「 エボ★レボリューション 」はそれとは異なるファンクチューンコンセプトの曲です。
イントロは2小節、連続した付点8分音符の総奏でキメを成します。
BPM143と速めのテンポで楽器の演奏も音数はかなり多め。
ラップパートもそこそこ忙しさですが、歌の主旋律は符割りが大きめで他パートと一種のカウンター効果を生み出しています。
ドラムとベースは手数多めで隙間なく弾き続け、グルーブ抑え目のタワー・オブ・パワーのごとし。
ギターは9thと13thを加えたハイコードで16ビートのカッティングと、フィルターを深めにかけたオブリも奏でるサイドの2本。
リズム隊がせわしなさすぎてファンクならではのリズミカルなホーンセクションがあまり生きていないのが残念です。
コードはサビで同主調へと転調し、また各パターンでも部分的に同主調からコードを引っ張ってきています。
曲調・構成とも狙い目としては面白い歌ですけど、聴いているとやっぱり「 勇者ヨシヒコ 」のオープニングばかりがフラッシュバックされてしまうな~。
演奏時間3分52秒。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。