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「 輝きながら 」徳永英明

「 輝きながら 」徳永英明
作詞:大津あきら 作曲:鈴木キサブロー 編曲:川村栄二
1987年7月5日発売

 

ドライブBGMの5割はアニメソング、ハナオです。

 

今回のイントロが無い名曲たちは、徳永英明の「 輝きながら 」を取り上げます。

 

 

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「 輝きながら 」について 

徳永英明の出世作

「 輝きながら 」は、徳永英明4枚目のシングル曲です。

 

フジカラーのTVCMタイアップ曲として世に知らしめ、彼の名を一躍有名にしました。

 

南野陽子出演のこのCMのインパクトは絶大で、ハナオの脳裏にも画像とメロディの美しさが今もしっかり記憶に刻み残されています。

 

マジでナンノも可愛かったしな~

 

このときの効果もあってか、後にサントリーやガスメーカーのCMにも「 輝きながら 」が使われています。

 

実は徳永英明自身は作詞作曲が自身の手によるものではないため、この歌のヒットを内心複雑な思いで受け止めていたそうです。

 

ハナオがこの歌で好きな部分はやはり初っ端のフレーズ。

 

「 素顔にメロディ 焼きつけて君は今
     輝きながら 大人のドアを開けて 」

 

詩・曲・編曲がどういう順番で出来ていったのかはわかりませんが、イントロが無い歌の場合はいきなりメインキャッチとなるタイトルの言葉から始まるケースが圧倒的に多いのです。

 

そんな中、「 素顔に~メロディ~ 」といかにも優しい語彙の選択。

 

譜割り的に「 輝き~ながら~ 」とイケるのに違った出だし。

 

このセンスにやられました。

 

しびれますね~~

 

実は俳優出身だった徳永英明

徳永英明は中学生のときに聴いた井上陽水の「 氷の世界 」に感銘を受け、音楽の道を踏み出しました。

 

19才で上京しアルバイトしながらライブ出演などでミュージシャンデビューを狙うもなかなか機会に恵まれませんでした。

 

TV番組「 スター誕生 」では、このブログでも取り上げた山下達郎の「 RIDE ON TIME 」を歌って決勝大会までいくも、スカウトはされず無念の涙を流しています。

 

どうしても芸能界入りが諦められない彼はそのきっかけ作りとして俳優養成学校に通い、ミュージカルのオーディションに合格、のちのシンガーとしては異色の経歴を持っています。

 

そして1986年にこれも名曲「 Rainy Blue 」を発売、ついに夢を果たしました。

 

「 壊れかけのRadio 」も忘れてはならない名曲です

 

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徳永英明の声と歌

徳永英明といえばあの独特の声が特徴です。

 

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ベースはハスキーなかすれ声でありながら、伸びのある高音。

 

相反する二つの要素が絶妙に絡み合って色気さえ醸し出しています。

 

平常時の彼の会話を聞くとやはりかすれた甲高い声で話されているので元々備わっている声質なのでしょう。

 

若干の聞き取り難ささえ覚える話し声が、歌になるとなぜあんなに主張してくるのか?

 

ハナオの推察ですが、その秘密は「 空気の抜け 」にあると思います。

 

肺から喉、鼻孔、喉まで全体を使って空気を掃き出し、それに声を載せている。

 

主軸が声帯では無いので微妙なニュアンス調整は難しく、また一曲を歌い切る際にはかなりのエネルギーを消費します。

 

トーンを抑えがちに奏でるべき歌にも向かないかもしれません。

 

誰にでもできる歌い方ではありませんし、この歌唱法しかできないのであればそれは一種のハンディです。

 

普通だったら歌う曲は選んでしまいそうですが、そんな中カバーアルバムを次々にリリースする徳永英明はやはり並の歌い手ではありませんね。

 

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。