ここ音のブログで、以前バンド内恋愛についての記事を挙げまして、以来コンスタントにアクセスをいただいております。
男女混成バンドには永遠について回るテーマですしね、ハナオも若かりし頃はこのことばっかり考えておりました(笑)
そこで知り合いのバンドメンバーへ、バンド内恋愛に関するアンケートをお願いしました。
その回答がほぼ出揃いましたので、結果を発表いたします。
バンド内恋愛でお悩みの諸兄諸姉に、少しでも参考になれれば幸いです。
バンド内恋愛アンケートの方法
アンケートの方法と条件は次のとおりです。
・依頼開始は2019年6月15日、回答締切は1ヶ月後。
・アンケートフォームはメールとＬＩＮＥ、質問内容は全員同じ。
・2015年以降に3ヶ月以上活動しライヴを1回以上経験しているバンドを対象。
・男女混成バンドであること。
・アンケートを取るのは１つのバンドから１名のみ。回答メンバーはサイコロによるランダム選択。
関東を活動エリアとするアマチュア・セミプロバンド31組の31人へ質問し、26人から回答を得ました。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました！
では、結果発表です。
バンド内アンケート質問と回答
バンドの音楽カテゴリーは何ですか？
ロックバンドが半数近くを占めています。
ハナオがもっとも長期間活動していたのはフュージョンバンドでしたが、それが1つも無いのは悲しい限りです。
回答者の年齢と性別
サイコロで決めた割には上手くバラついてくれました。
アマチュアでもある程度経験と実績を積んだバンドを選びましたので、10代メンバーで構成されたバンドは今回は省きました。
回答者の担当パート
ヴォーカルとギターで3分の2、いつの時代もこのパートは多いですね～。
なお、これは複数回答がありますので、ギターを弾きつつヴォーカルも担当されている方も何人かいます。
コーラスはアカペラグループから、サックスはジャズカルテッドからの回答です。
バンド内恋愛の経験有無
男女混成バンドの8割にバンド内恋愛が起きているという結果ですが、恋愛があってもバレていないケースも含まれているとすると、もう避けては通れない道なのかも。
男がいて女がいれば、それはすなわち愛のはじまり……と、格好つけても仕方ありません。
好きになるのを抗う術はこの歳になってもわかりませんが、それを成り行き任せで実行に移して良いか否か？そういう話です。
回答者はバンド内恋愛の当事者か？
前項でバンド内恋愛があった、と答えた21人の回答です。
当事者9人は予想を超える多さでした。
みんないい思いしてるんだな～、チクチョー！
バンド内恋愛はメンバーにバレていたのか？
バンド内恋愛はほとんどの場合バレます。
対象の人数が少なくて、接している時間が長いゆえ職場恋愛よりもずっとバレやすいでしょう。
回答が「いいえ」の3人はまだしも、「わからない」の2人は「バレていないと思うけど……」の意味かな？
なお、「バレてる」回答の中には、公言してつきあったり、メンバーに恋愛相談しているケースも含まれます。
バンド内恋愛でバンド活動に影響はあったのか？
「わからない」回答の2人はもちろん恋愛当事者。
半数以上が影響ありと回答しています。
若干のやっかみも含まれているにせよ、やはりバンド内恋愛は音楽活動に影響を及ぼしてしまう可能性が高いようです。
どのような影響があったのか？
かなりザックリした内訳のグラフにしましたので、コメントで若干の捕捉を入れます。
「雰囲気が悪くなった」は、当事者以外のメンバーの嫉妬、メンバー間での三角関係、恋愛禁止の掟を破ったことへの不信感など。
中には不倫恋愛で、配偶者をも巻き込んでの大騒動に発展したケースもあります。
「余計な気をつかった」は、当事者も当事者以外からも回答がありました。
お互いに言いたいことが言いにくいギクシャクした関係になりがちなようです。
「練習が疎かになった」は、ひとつは恋愛カップルふたりが遅刻ばかりしてくると、もうひとつは痴話喧嘩のあと片方が練習をドタキャン。
もうこうなるとバンドの継続は難しいでしょうね。
バンド内恋愛の結果なにが起こった？
バンド内恋愛の果て、3組に1組がそれが原因で解散していると言っています。
多いな～、やっぱり。
ただし、データこそ取ってはいませんが、ハナオが今まで聞いてきた中でもっとも多かったバンド解散の理由は「音楽性の違い」です。
バンド内恋愛現在進行形の4組が今後どうなっていくのかは観察を続け、進展？があったらまたここで報告いたします。
しかし、バンド内恋愛が縁で2組が結婚まで至ったことは、肯定派には嬉しい事実でしょう。
この2組の幸せへの軌跡についても追加取材で、いずれ記事としてアップするつもりです。
またバンド内恋愛をしてみたいか？
バンド内恋愛の当事者のみの回答。
半数以上が「わからない」を選択。
ハナオはこれらは「はい」を同じだろうと理解しました。
音楽がためのバンド活動に於いて、これからも恋愛したいですなんて恥ずかしい本音、普通の神経の持ち主なら口に出して言えません。
逆に「いいえ」が1人だけなのは、一度美味しい思いをしたらやめられないということかなと思います。
なお、「無回答」は、恋愛進行中と結婚した2組です。
バンド内恋愛は迷惑なのか？
こちらは当事者ではない12人からの回答。
圧倒的な「はい」支持率。
もっともな意見で、気を遣って修羅場になって練習に支障が出て結局解散、まともに音楽ができる環境になりっこありません。
さながら死亡フラグのごとき扱いです。
バンド内恋愛は禁止すべきか？
説明するまでも無いと思いますが一応。
「断固禁止！」はすべてバンド内恋愛当事者では無い人たちで、「できれば禁止」は当事者以外と当事者だけど痛い思いをした2人。
許容派の3人は、前述の現在進行形と結婚の方々が含まれます。
「どちらともいえない」は「またバンド内恋愛をしてみたいか」で「はい」と言えずに「わからない」を選択したシャイな皆さんの、本当は「恋愛しても良い」回答だと思われます。
価値観は立場によってこうも異なるという良い見本ですね。
バンド内恋愛肯定派も自分たちが当事者でなければ禁止に傾くでしょうし、逆にバンド内恋愛否定派だって美味しい思いをすれば意見を覆すかもしれません。
バンド内恋愛アンケートまとめ
以上、アンケートからわかったことをまとめます。
・男女混成バンドのバンド内恋愛発生確率は80％以上。
・バンド内恋愛は、70％を超える確率で他のメンバーにバレている。
・バンド内恋愛があったバンドは、その3分の2で悪い影響を及ぼされている。結果、4割近くのバンドが解散の憂き目に遭っている。
・バンド内恋愛の当事者で、恋愛に懲りて反省している人は10人に1人もいない。
・当事者以外のメンバーの9割は、バンド内恋愛を迷惑に感じている。
・バンド内恋愛肯定の意見はおよそ1割で、当事者以外の否定率はほぼ100％である。
・ごく稀に(7.6％)バンド内恋愛を成就させ、結婚に至るハッピーストーリーが生まれることもある。
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いかがでした？
こうしてグラフや数字に挙げてみると、バンド内恋愛がいかに捉えられているか、どういう影響を及ぼすか、とてもわかりやすいですね。
可能ならばもっと多くのデータを集めて、またアップしたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
