「 Sea of Dreams 〜Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song〜 」MISIA
作詞:MISIA 作曲:John Kavanaugh
2006年7月12日発売
ついにアルボル・エスピリトゥに出会えなかったのが心残り、ハナオです。
アルボル・エスピリトゥとは、東京ディズニーシーグランドオープンからおよそ2年半ロストリバーデルタに出現した木の精霊とそれを操るふたりの笛吹きのエンターテイナーのことですが、とりあえず今回のテーマとは無関係です。
「 Sea of Dreams 」について
佐藤二朗さんを見ていたら思い出したTDS5周年のWEBシネマ
8月15日午後7時からフジTVで放映された「 超逆境クイズバトル!!99人の壁 」がなかなか面白かったです。
昨年の大晦日、今年の春のSPで評判を呼び今回で3回目、10月からはレギュラー化も決まり久しぶりに地上波での楽しみができました。
1人の回答者が得意の専門分野で99人と対決するシステムが革新的ですし、MCに佐藤二朗さんを選んだセンスも卓見していましたね。
ハナオは大晦日の初回放送をリアルタイムで観た際に、佐藤さんの自分がクイズ番組の仕切りをこなさねばならなくなった成り行きへの不満と不安を隠すことなく晒しつつ、ときおりキレて「 やかまし~!! 」と叫ぶ傍若無人さのギャップに大ウケしました。
数多くの作品で名バイプレイヤーぶりを発揮してきた佐藤さんを一躍有名にしたのは、テレビ東京系列のドラマ「 勇者ヨシヒコ 」シリーズなのは誰しも異論が無いところでしょう。
勇者ヨシヒコ全話録画保管済みで~す
もちろんハナオも仏が佐藤二朗さんのハマリ役であることは同感ですが、それともうひとつ彼の四角いご尊顔を拝するごとに思い出される出演作が、東京ディズニーシー開園5周年を祝って製作されたWEBシネマ「 Sea of Dreams 」です。
「 Sea of Dreams 」とは?
冒頭に引用で紹介しましたように、「 Sea of Dreams 」は同パークイベントのメインモチーフとして作られたMISIAのシングルソングのタイトルでもあります。
Sea of Dreams
~Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song~
東京ディズニーシーにて2006年から約8年間開催されたデイタイムのパークワイドショー「 レジェンド・オブ・ミシカ 」のオープニング&クロージングソングとして使われていましたので、耳に覚えのある方も多いかと存じます。
同名のWEBシネマの方はMISIAのCD発売から遅れること3ヶ月後、東京ディズニーリゾートの公式HPにて配信が開始されました。
ある日の東京ディズニーシーに来園したゲストたちに起こった、いわく“5つの奇跡の出来事"を描いたオムニバスストーリー。
1本が15分のほどの短編5話が2週間スパンでひとつずつ公開されていきました。
5組のゲストがインパークしたのが同じ日であることが脚色の妙で、他の物語の登場人物が主人公の運命を左右する重要なキーマンになったり、注視していないと見逃すくらいちょっとだけ映りこんだりしてきます。
原作を書きおろしたのは、主に恋愛作品を執筆されている美人女流作家の狗飼恭子さん、監督は平成のガメラシリーズの特撮助手や「マジすか学園」でメガホンを取られた佐藤太さん。
あくまでもディズニーのプロモーションフィルムですから展開や結末はお約束の作りですが、美しい東京ディズニーシーの風景と見慣れたアトラクションやレストランが舞台に覚える親近感で、ディズニーマニアならずとも鑑賞をお勧めしたいハッピーストーリーです。
各ストーリーの概要と捕捉情報
それぞれのエピソードの概略は次のとおりです。
Dream1「 手に当たる風の強さ 」
病気がちな妹と彼女ばかり気に掛ける両親から離れ、独りで冒険にでかける小学生の男の子。
彼が出会ったランプの魔人にひとつだけ叶えてもらえる願いとは?
Dream2「 素晴らしき鼻血日和 」
会社の後輩男子からハンカチのお礼にもらったチケットでシーにやってきたOL。
仕方なく誘った別の後輩女子から、予想外の思いを打ち明けられる。
Dream3「 人生の脇役 」
進学や就職を控えた高校3年生の仲良し男女5人組。
園内で過ごすうちに、普段学校で会っているときにはわからなかった彼らの意外な一面が次々と明らかに。
Dream4「 チップとデールのように 」
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタへ宿泊した、倦怠期に入りかけの若い夫婦。
生真面目一本と思われた夫からの突然の嘘の告白に、妻はうろたえてしまう。
Dream5「 情操教育が必要な年頃 」
突然の夫の離職に怒り心頭の熟年妻。
殺伐とした気持ちのままひとりでパークをうろつきまわるが……。
佐藤二朗さんはDram4で、奥さんにやや愛想を尽かされはじめている真面目が服を着ているみたいなダンナ様を演じています。
どの話も良いのですけど、ハナオが個人的にもっとも好きなのはDream3で、フォートレスエクスプロレーションを舞台に主人公の健一くんへ佐津川愛美さん演じる美紀が告白する場面です。
いじらしさにキュン死寸前になりました
余談ですが、ウィキペディアには美紀と別の友人の大原が交際中との情報が書かれていますがこれは誤り。
確かにツーショットの場面は多いものの、作品バックストーリーにも狗飼さんの原作( もちろん購入して読みました! )にもそのような設定はありません。
他の出演者も根岸季衣さん、ともさかりえさん、石田未来さん、国分佐智子さん、北原佐和子さん等豪華な顔ぶれがそろっています。
今、「 Sea of Dreams 」WEBシネマは見られない?
先述のとおり「 Sea of Dreams 」は東京ディズニーリゾートの公式サイトに期間限定で配信されていました。
全話アップ後しばしのち、ヴォン・ヴォヤージュとエンポーリオのみでDVDが発売されましたが販売期間は短く、今となっては新品の購入はほぼ不可能です。
中古でもネットショップやオークションで見かけるのはごく稀で、無料動画でさえ全話の視聴は難しい状態です。
ハナオはスカパーの旅チャンネルで放映された際に録画し、独自に編集したものを頻繁に観ています。
DVDも所持しておりますが、こちらはオリジナルバージョンと音楽やアトラクションBGMが変わっており、また予告編と原作者・監督・出演者インタビューの映像なども収録されていません。
スカパー版の方はそれらも全部含まれていますのでもっぱらこちらばかり視聴しているわけですけど、唯一不満なのがなぜかDream4の映像と音声にコンマ何秒かのタイムラグが発生していることです。
それにしてもあの作品から既に12年も経つわけですが……佐藤二朗さん、全然年とってないなぁ~。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。